わが組の男女について

小学六年生の作文。どのようなテーマを与えられてこんな作文を書いたのか不明。

わが組の男女について
人間は、大きく分けると、男子と女子に分かれるのだが、わが組には、男女の間に、大きなかべがあるようだ。例えば、ある男子は、席が、女子とならんだだけで泣いてしまった。とか、だれがだれを好きだといううわさがとび、それでからかったりする。
僕は、べつに、そんなにさわぎたてることもないと思う。それに、なぜかべを作るのかわからない。それとも、この年ごろは、対立するのが自然で、ぼくの考えが、型やぶりなのかもしれないが、僕としては、対立がない方がのぞましいと思う。
それは、男子には、男子の特性があり、女子には女子の特性がある。それを生かして協力していきたいものである。それに、勝手な推測かも知れないが、協力することによって、一部の男子には、片思いな人が、堂々と交際できるようになるかもしれない。しかしこれは理想だとは思うが。

書き出しが大袈裟で、われながら笑ってしまった。
「席が、女子とならんだだけで泣いてしまった」ある男子とは誰で、泣かせた女子はだれだったのだろうか。