親友

小学六年生の卒業記念の作文。

親友
このごろやっと親友というものがどういうものが分かったようだ。
それまでは、「親友」とは特に親しい友人のことだと思っていた。
しかし、このごろは「親友」の考え方が変わってきた。親友は、ごくふだんは、べつにただの友人とは区別がつかないのだが、いざなやみごとがあったら、すなおにうちあけられて、困ったことがあったら助けてくれるような人が親友だと思う。
しかし、今の僕に親友がいるかどうか不安になって来ることがある。それは、本当に親友が必要なときがないからかもしれないが、「この人は、僕の本当の親友です。」と言える人は、今のところいない。
中学にはいったら、堂々と「本当の親友です。」といえる人を作りたいものです。

客観的な書き方をしているのが印象的。六年生になると、読者を意識して読みやすい文章を書くようになってきている。
それにしても、今も、本当の親友と呼べる人はいるのだろうか。