悪循環

今朝、ヤンキースオリオールズ戦をじっくりと見た。ヤンキースの選手たちは、元気がなく、沈鬱な、救いのない試合だった。
今日の先発のケビン・ブラウンは、あいかわらず右肘がまっすぐ伸ばせない。そして、一塁のベースカバーに入るときに、つまづいただけで、足を引きずって歩いていた。DLから戻ってきたとはいえ、肘も足も腰も、限界寸前なのだろう。ちょっとした衝撃があると、すぐ怪我をしてしまう身体なのだ。もう、健常者とはいえない。その上、降板後、いらだちのあまり何かを殴り、左手を怪我してしまったという。
http://newyork.yankees.mlb.com/NASApp/mlb/nyy/news/nyy_gameday_recap.jsp?ymd=20040903&content_id=846609&vkey=recap&fext=.jsp
ゲイリー・シェフィールドは、左肩の靱帯を痛めている。フライを捕るときには、左腕をあげることができない。それでも、バッティングの時にはフルスイングを続けている。痛みは激しいようだ。
http://newyork.yankees.mlb.com/NASApp/mlb/mlb/news/mlb_perspectives.jsp?ymd=20040820&content_id=832834&vkey=perspectives&fext=.jsp
そして、病気で欠場していたジェインソン・ジオンビーは、やけに元気がない顔をしていたと思っていたところ、本人やヤンキースは否定しているものの、脳下垂体の腫瘍だったことが報道された。
http://newyork.yankees.mlb.com/NASApp/mlb/nyy/news/nyy_news.jsp?ymd=20040903&content_id=846429&vkey=news_nyy&fext=.jsp
デレク・ジーターは、あいかわらず、ホームベースぎりぎりに立って踏み込んでいくバッティングだからデッドボールが多く、守備や走塁でも限界のプレーをしているから怪我が絶えない。おそらく、満身創痍だろう。
ヤンキースで野球をすることだけで、強いプレッシャーにさらされている。その上、シーズンも終盤で、身体も疲れ切っている。すこし動くだけで身体のあちこちが痛む。そんな状況で、ちょっと気力が萎えてきているのではないか。毎日野球をすることが、辛いように見える。
レッドソックスが連勝を続けている。地区優勝はさらわれてしまいそうだ。レッドソックスに連敗して気持ちが切れてしまったら、ワイルドカードも逃してしまう可能性もなくはない。
ヤンキースを見ているこちらも、だんだん辛くなってきた。