三回忌

今日は祖母の三回忌の法要で白山の一音寺に行ってきた。
祖母と最後に話した時の情景をよく覚えている。年度末のあわただしい時期だったけれど、母親から見舞いに行った方がいいと言われ、いよいよかと思いながら祖母が入院している病院に行った。花曇りの白っぽい空が妙に明るかった。清潔な病室が白い光に満たされていた。
祖母が亡くなって二年、親戚のまとまりがずいぶんゆるんできた。仕方がなく、予想していたことではあるけれど、さびしい気持ちもある。
今年もこの時期は、仕事が山積していて余裕がない。桜はどうなったのだろうか。近所の桜を見回ってくる余裕もない。