不安材料は多い

ヤンキースの調子が最悪だと書いたとたん(id:yagian:20050508#p3)に、連勝が始まり、なんと10連勝してしまった。前言のいいわけをするわけではないけれど、まだまだ不安材料は多い。
アレックス・ロドリゲス、ティノ・マルチネスの好調はよい材料だし、松井もこれからは調子を上げるだけだろう。特に、アレックス・ロドリゲスヤンキースタジアムのライトスタンドへ低いライナーで打ち込んだホームランにはほんとうに驚いた。あんなホームランを打てるのは彼しかいない。
しかし、連勝をしたと言っても、相手はプレーオフに進出する見込みがないアスレチックスとマリナーズである。試合日程が良かっただけで、強いチーム相手に勝っていたわけではない。ヤンキースの調子がほんとうかどうかは、もう少し時間をかけて見てみる必要があると思う。
それにしても、松井稼頭央は、ずいぶん我慢して使ってもらっていると思う。ライオンズ時代の松井稼頭央はあまり見たことがないけれど、彼の日本時代の守備はどうだったのだろうか。もともとスローイングには問題があって、スピード、コントロールとも劣っていたけれど、最近ではフィールディングも不安定である。去年ヤンキースでセカンドのレギュラーを取ったカイロが、今年はメッツにいる。派手さはないが、気力と集中力があるいい選手である。去年のカイロのプレーを覚えているニューヨークのファンが、カイロを出せと松井稼頭央にブーイングをするのは当然だと思う。