庄野潤三風

昨日、つれあいの仕事に一段落がついた。よかった。おつかれさま。
お祝いに食事に行った。おいしかった。ありがとう。



庄野潤三「うさぎのミミリー」(新潮文庫 ISBN:4101139059)風の文体で書いてみました。いつもより、ちょっと正しいヒトになった気分。



最近の庄野潤三の小説のように、人生のダークサイドに目を向けない、もしくは、書かないというのも、生きる上での一つの知恵なんだろうけど。しかし、私は、庄野潤三が描く平和な世界の裏に潜むダークサイドを、その行間から読み取ろうとしてしまう。それは、私の心がダークだからなのだろうか。
庄野潤三が若かった頃に書いた「静物」(「プールサイド小景・静物」(新潮文庫ISBN:4101139016)所収)では、彼と彼の妻のダークサイドも、あからさまではないけれど、しっかり書き込まれていたんだけどなぁ。年をとったら、ダークサイドが浄化されたということなのか、それとも、ダークサイドを書かないという知恵が身に付いたということなのか。