Ben Folds

今週は、通勤の途中、日替わりで音楽を聞き、その音楽について書こうとおもう。今日聞いているのはBen Folds
自分でレコードを買ったり、コンサートに行ったりするようになったのは高校生の頃だった。考えてみれば、その頃は、まわりの友達が聞いている、とか、雑誌でほめていたバンドの歌を聞いていて、本当のところ、自分が何を好きなのか分かっていなかったように思う。
今は、音楽の話をするような知り合いもあまりいないし、音楽の雑誌を熱心に読むようなこともない。たまたま耳にした音楽で気に入ったものがあったらCDを買ってみることもある。なんかいか聞き返して、聞かなくなってしまうものもあり、聞き続けるものもある。そんな風に淘汰されながら、自分好みの音楽が選ばれていく。
結局、淘汰を生き残って、今いちばんよく聞いているのが、このBen Foldsである。
ギターがないバンド編成だけど、しっかりロックしている。ギターを掻き鳴らす格好だけをするエアギターというのがあるけれど、Ben Foldsは、エアピアノをしながら聞きたくなる。
音楽をやっている人には、何者かになるための手段として音楽をやっている人と、音楽がやりたくてやっている人がいる。ビートルズでいえば、前者がジョンで、後者がポールだろう(単純化しすぎかもしれないが)。ジョンタイプが悪いわけではないけれど、自分の好みはポールタイプである。
そして、Ben Foldsは、まさに、ポールタイプなのであった。