書初め

年が明けて一週間経ってしまったけれども、これがこのウェブログの今年の書初めなので、年頭の雑感めいたものを書こうと思う。
今年は前厄である。厄年は、単に迷信というだけではなく、人生のなかで変化のある時期で、心身ともに不安定になりやすい時期に設定されているのだ、ということをよく聞く。もちろん、個人差はあって、すべての人が厄年の前後で問題がおきるわけではないのだろうけれども、私の場合は、去年、腰を痛めて、まわりの人に仕事でずいぶん迷惑をかけてしまい、一足早く厄年を迎えてしまったように思う。厄年ということを意識して、気をつけることも意味があるだろう。
私が小学生だったころ、家族で川崎大師に初詣にいったことを覚えている。親に話を聞くと、父親の厄年の厄払いのためだったという。とにかく、混雑していたことが印象に残っている。今にして思えば、そのころは、まだ、昭和や戦後の香りが残っていて、参道の両側に傷痍軍人の人たちが物乞いをしていた。
厄払いは、気休めといえば、気休めにすぎないわけだけれども、厄年は、気持ちの問題が大きいのだから、気休めも大切だと思う。去年のいやな気持ちを少しでも切り替えるために、今年の初詣は、念を入れることにした。大鳥神社で茅の輪くぐりをし、鬼子母神では例年より張り込んでグレードの高いお札を買い、護国寺では護摩を焚いてもらった。
さて、今年の目標。40歳代をうまく過ごすための基礎を作るために、体調を整え、それにあわせた仕事のやり方を考え、それに自分も周囲も適応することだ。実は、去年も、うすうすは同じようなことを感じていて、体調を整えることからはじめようと思い、積極的に運動をするようにしていた。一時期は、気持ちよく体が動くようになってきたことを実感していた。それがうまくいかなかったのか、不十分だったのか、はじめるのが遅かったのか、それとも、多少なりとも運動をしていたのか、この程度の腰痛で治まったのかよくわからない。いずれにせよ、体調が整わないと、気持ちが消極的になってしまう。今年も、徐々にトレーニングをしていこうと思う。