真剣勝負

昨日、大相撲春場所の千秋楽だった。
今場所は昨場所に続いて白鵬朝青龍が優勝争いをして、観客もよく入っていたようだ。しかし、土俵の上はあまり白熱していなかったのが気になった。
千秋楽に7勝7敗で迎えた力士の勝敗をピックアップすると次のようになる。
豪栄道(8勝7敗) 垣添  (8勝7敗)
若ノ鵬(8勝7敗) 栃乃洋 (8勝7敗)
雅山 (8勝7敗) 把瑠都 (11勝4敗)
朝赤龍(8勝7敗) 安美錦 (6勝9敗)
○琴奬菊(8勝7敗) 稀勢の里(8勝7敗)
安馬 (8勝7敗) 旭天鵬 (9勝6敗)
琴光喜(8勝7敗) 千代大海(8勝7敗)
7戦全勝である。
仮に勝率が5割と仮定すると、この組み合わせになる可能性は0.78%である。7勝7敗の力士は勝ちたいという意欲が高いから勝率があがると考えて、勝率を65%とすると、この組み合わせになる可能性は4.9%である。実際にこれらの取り組みを見てみたけれど、いずれもあまり力が入った相撲ではなかった。
傍証と素人の印象だけれども、いわゆる「無気力相撲」だったのだろうと思う。
そう考えると、先場所は白鵬が優勝し、今場所は朝青龍が優勝するというのも、よく出来すぎた話ではある。