ふたたびサボリ

しばらく前のエントリーで、仕事をするふりをしながらウェブログを書いているということを書いた(id:yagian:20080613)。今日も確信犯的に仕事をサボってこのウェブログを書いている。
私のいる職場は、細かいことをあれこれと言われることが少なく、かなり自由に動くことができる。若いうちから仕事の結果は問われていたけれど、どのように達成するかは個人に任されてきた。だから、あれをしろ、これをしろと指示された記憶はほとんどなく、目標を達成するためにどうすればいいかを自分で考え、自分で動いてきた。目標はそれなりに達成していたから、職場での評価はまずまず高かったが、もっとやれたはずだという自分に対する不満足感があった。今にして思えばハードワークをしていたのだけれども、当時はもっとハードにワークできるはずだし、しなければ、と思っていた。
現在はリハビリということで短時間勤務である。当面の目標は、体調を回復することと会社勤務に慣れることである。これまで、自分で考え、自分で仕事を作ることに慣れていたから、ちょっと油断するとすぐ仕事を増やしてしまいたくなる。しかし、今、仕事を増やすとオーバーワークになってしまうことが目に見えている。だから、今は自分で仕事を作ることはせずに、人から言われたことだけをこなすようにしようと考えている。上司もオーバーワークにならないように気をつけてくれているから、少なめの量の仕事をあまりあせらずにこなすように言ってくれる。
その結果、時間があまる。
以前であれば、さっそく仕事を作って時間を埋めていたに違いない。今は、それは避けなければならない。そうなると、仕事をしているフリをしながらしっかりサボることが必要だ。インターネットを眺めているだけでは、動作が単調だから作業をしていないことがバレてしまう。ウェブログの構想を練りながら文章を書いていれば、カモフラージュには最適である。
しかし、純粋にサボるのも楽ではない。仕事をサボって書いているこのエントリーも、最初は気楽にサボりを告白するつもりだったのが、だんだんサボりを通じた仕事論になってしまっている。こんな風に仕事について内省してレポートすることは、サボっているつもりで、仕事に役立つことをしてしまっている。気楽に書き流せばサボりにもなるけれど、あまり真剣に仕事について考えてしまうと、サボりどころかオーバーワークになってしまいそうである。
あまり考えすぎるのはやめなければ。ウェブログを書くのは午前中で終わりにして、午後は本を探すふりをして本屋をうろつこうと思う。