リーバイスの考証

うつで元気がないときは、耳元の音がうるさく感じられて、しばらくiPodを聞いていなかった。今日は久しぶりにiPodを付けて通勤をした。これも回復のひとつの印だと、うれしく思う。
今日は、音楽ではなく、英語学習用のポッドキャスト(English as a Second Language Podcast)を聞いた。このポッドキャストのなかで、アメリカ文化のトリビアを紹介するEnglish Cafeというコーナーがある。トリビア好きの私としては、英語の学習という意識もなく、楽しみとしてこのコーナーを聞いている。今日聞いたEnglish Cafeのテーマは、モンスタートラックとブルージーンだった。
ブルージーンの話のなかで、リーバイスの創設者リーバイ・シュトラウスは、ドイツ系の名前だからドイツ移民だろうと言っていた。私は、リーバイ・シュトラウス(Levi Strauss)と、フランスの人類学者のクロード・レヴィ=ストロース(Claude Lévi-Strauss)と綴りが同じだから、てっきりフランス系移民だと思っていた。
しかし、そういわれてみれば、シュトラウス(Strauss)という名前は、ヨハン・シュトラウス(Johann Strauß)と同じ綴り、発音だから、ドイツ系の名前なのだろう。
それでは、クロード・レヴィ=ストロースはドイツ系フランス人なのだろうか、という疑問が浮かび、ウィキペディア(クロード・レヴィ=ストロース - Wikipedia)を調べて見た。すると、クロード・レヴィ=ストロースの両親は、ドイツ国境に接したアルザス出身のユダヤ人だという。アルザスはドイツ領だった時期もあり、ドイツ系の名前を持っていたとしても不自然ではないのだろう。
ウィキペディア(リーバイス - Wikipedia)によると、リーバイスの創設者リーバイ・シュトラウスクロード・レヴィ=ストロースが遠縁の親戚と書かれているが、本当だろうか。同姓同名だから、縁があったとしても不思議ではないが。