軟水と硬水

関西旅行の続き。
嵯峨野の大覚寺からタクシーをひろって、そば・うどん屋の権太呂金閣寺店に行って、しっぽくうどんを食べた。京都に来るときはいつも権太呂でうどんを食べることにしている。
京都権太呂金閣寺店
翌日の昼食には、錦市場にある富美家といううどん屋で、鍋焼きうどんを食べた。生卵がおとしてあって、うどんにからめて食べる。ちょっと甘めのつゆがおいしい。
東京でそばやうどんを食べる時は、少々寒い時でも、ざるそば、ざるうどんを頼んで、冷たいめんを濃いつゆにつけて食べる。
讃岐うどんは、めんのこしを十二分に楽しめるぶっかけうどんで食べることが多い。
京都では、あたたかいつゆを飲みたいから、そばでもうどんでも必ずあたたかいものを注文する。寒い季節はひときわおいしい。つゆをすすると身体があたたまって心が落ち着く。
ちょうど関西旅行中に見たテレビ番組で、関西と関東の水を比較していた。関西の水は硬度が低く、関東の水は硬度が高い。関西の硬度の低い軟水は出汁がでやすいのだという。
たしかに、東京で関西風のうどん屋に入っても、京都で食べるようなおいしいうどんつゆにありつけたことがない。水が違うということらしい。
京都に行くと、京都の地元の店で食べたくなるけれど、東京に進出した京都の店にはあまり行きたい気持ちがわかない。もしかしたら、水の違いが理由だったのかもしれない。
関西のうどんを食べるのだったら関西で、関東のそばを食べるのだったら関東で食べるしかないようだ。