東京都議会選挙

来週の日曜日の7月12日は、東京都議会選挙の投票日である。
私の選挙区では、自民党民主党公明党共産党幸福実現党から立候補している。私自身は、創価学会員でもなく、共産主義者でもなく、幸福の科学の信者でもないから、投票する可能性があるのは自民党民主党の候補者に限られる。
どちらにしたものか。
新銀行東京は早めに損切りした方がいいと思っている。その意味では、石原慎太郎の都政はもう賞味期限が切れていると考えている。これが東京都知事選挙であれば、石原慎太郎以外の候補者に投票しているだろう。その意味では、都議会選挙でも野党である民主党の候補に投票すればよいということになる。
しかし、民主党に感じている不信感がどうしてもぬぐうことができず、民主党の候補に投票することをためらってしまう。自民党を強く支持しているわけではないが、ネガティブな印象の強さでは民主党が上回ってしまう。
民主党の主張を見ると、耳障りの良い、その実、利益誘導型のポピュリズムそのものだと思う。地球温暖化対策として温室効果ガス削減については厳しい中期目標を主張しながら、高速道路の無料化を主張する。温室効果ガス削減を実現するには、民生や運輸部門での削減が必須である。この二つの政策は明らかに矛盾している。
日本の農業を強化するには、兼業農家を温存するのではなく、プロの専業農家を育成することが重要である。しかし、民主党の主張する戸別所得補償制度では、兼業農家が温存されてしまう。これは、まさに、兼業農家の票を目当てにした利益誘導である。
これらは都政ではなく、国政の問題である。しかし、今回の都議会選挙は、衆議院選挙にも影響を与えそうだ。それを考えると、民主党には投票したくない。
といっても、石原慎太郎の与党である自民党に積極的に投票する理由もないし、気も進まない。
棄権をするのは好きではないけれど、消去法でいくとすべての候補者が消去されてしまって、投票ができない。
どうしたものか。