@yagian: 功利主義やリバタリアンは議論がすっきりしているので要約が楽だったけれど、カント、ロールズ、アリストテレスになると一筋縄ではいかなくなってくる。「ハーバード白熱教室」でも、このあたりの講義で落ちこぼれそうになった記憶が。
2010-07-01 12:46:16 via web
@yagian: 続き:正義と権利をめぐる論争は、必然的に社会制度の目的、善行の定義、称賛されるべき美徳をめぐる論争になることが多い。リベラル派の議論は、目的や善を避けようとしているが、そのことを議論せずに何が正義かを決めることは不可能かもしれない。
2010-07-01 12:42:26 via web
@yagian: 続き:アリストテレスは奴隷制を擁護したが、その目的論的思考には、奴隷制を否定する要素がある。奴隷に適性のある者を見分けるには、その人が奴隷に不満がないことが条件であり、強制的に奴隷にすることはその人が奴隷に適さないことを示していると考えた。
2010-07-01 12:40:26 via web
@yagian: 続き:しかし、アリストテレスは、奴隷は奴隷に適しており、市民に適さないという理由で奴隷制を擁護した。このように、社会的役割の目的と適正という概念は危険性があり、カントからロールズのリベラル派は、社会的役割は個人の選択によって与えられるべきと考える。
2010-07-01 12:37:52 via web
@yagian: 続き:アリストテレスは、人間が徳性を高めるためには、ポリスへの政治参加が必要と考えた。人間は、ポリスという場に参加することで、言語を用い正義と不正について議論し、道徳を実践することで、人間の本質を実現し、徳性を高めることができる。
2010-07-01 12:33:55 via web
@yagian: 続き:アリストテレスは、共同体の統治者を決めるには、その目的を明らかにする必要があるとする。彼は、都市国家(ポリス)の目的は、国民の美徳の涵養だとする。ポリスの統治権は、最も高徳な者に与えられるべきである。その者は国民の美徳を向上させる政策をとり、高徳の評価は教育的効果がある。
2010-07-01 12:30:44 via web
@yagian: 「これからの「正義」の話をしよう」第八章「誰が何に値するか??アリストテレス」要約:カントやロールズなどの現代の正義論は、名誉、美徳、善に対して中立的であろうとするが、アリストテレスは正義を定義するためには、問題となる社会的営みの目的(テロス)を知る必要があると主張する。
2010-07-01 12:23:01 via web
@yagian: 今週もあと二日。気合を入れるために、今日の通勤の音楽はレッチリ #nowplay
2010-07-01 08:12:39 via web