いちご

こんな夢を見た。
机の上に真っ赤ないちごがひとつ置いてある。
こま落としで撮影された映像のように、いちごのへたからみるみる蔦が伸びてくる。蔦は、くるくると回り、ねじれながら伸びていく。一方、いちごの実は蔦が伸びるにつれてしぼんでいく。
蔦が指に絡んできて、巻き付いてくる。最初は一本の指だけだったけれど、片手全体が蔦に覆われてしまう。
それを見ながら、これからどうなってしまうのだろうかとぼんやりと考えている。