アメリカからのエアメール

ニューヨークで3か月ほど英語の勉強をしていたことがある。
その間、ずいぶんたくさんのエアメール(まだ石器時代だったので、e-mailやインターネットがなく、日本に届くまで数日間かかった)をつれあい(当時はまだつれあいじゃなかったけど)に書いた。
最初は日本語で手紙を書いていたけれど、英語に慣れるにつれて、英語交じりに手紙になった。だんだん英語の分量が増え、最後は英語だけの手紙になった。
英語で考えているときは、日本語で書くよりも英語で書いた方が気持ちにしっくりくるような気がする。
自然な英語を書くには、英語で考えて英語で書く方が、日本語で考え日本語で書き、それを翻訳するよりはいいだろう。
それはともかく、英語で書くと、それを日本語に翻訳するのが面倒になる。でも、日本人の読者(もちろん、読者の大多数)が離れていってしまうだろう。悩ましいところである。