Intermission

最近では、日本語のウェブログと英語のウェブログ(http://goo.gl/J3DhM)を隔日で書いている。
今日は英語のウェブログの日で、午前中に"It's the End of the Ozawa Era and Time to build New Japanese Democracy."というエントリーを書いた。"En Route" (http://goo.gl/h8YxR)というウェブログを書いている人から、野田首相就任についてエントリーを書いて欲しいと言われ、それに応えて書いたものだった。
日本語のウェブログでは、トクヴィルの「アメリカのデモクラシー」を手がかかりにして日本のデモクラシーについて書いているから、それとも関わりがある。しかし、このところ少々重い話題を書いているので、日本語のウェブログの日ではないけれど、本筋から外れた話を、ちょっと息抜きで書こうと思う。
最近、日本語でウェブログを書くよりも、英語で書くほうが楽しくなってきた。このままで行くと、日本語のウェブログの方をやめるまでは行かないまでも、更新頻度が減ってしまうかもしれない。というもの、英語のウェブログの方が反応があるからだ。
アクセス数自体は日本語のウェブログの方がまだ多いけれど、反応があまりない。それに比べ、英語のウェブログの方が打てば響くような反応をしてくれる読者がいて刺激的である。このウェブログ(当時はウェブログという言葉もサービスもなかったけれど)を始めた十数年前は、一種の緊密なサークルのようなものがあって、話題を共有できていたような記憶がある。しかし、今では、日本語で日本語を読める人に向けて書いているウェブログは、どうも、自分と関心を共有できている人があまりいないのではないか、という気がしている。自分の考えていることが、日本語を使う人のコミュニティの中で浮いてしまっている、問題意識自体を共有できていない、というのが実感である。
そんな時に、英語のウェブログで、野田首相の就任について私の意見を読みたいというコメントを読んで、自分の意見を読みたいと思う人は、むしろ日本語のコミュニティの外にいるのかなと気になっている。
たしかに、日本語で書くのは楽で時間もかからない。日本語でしか、また、日本語のコミュニティに向けてしか書けない内容というものもある。それはそれでこれからも日本語のウェブログにほそぼそと書いていくのだろうと思うけれど、執筆意欲が衰えている。