日本二在リテファンクヲ為ス

昨日、在日ファンク(http://goo.gl/q2HZI)のライブに行ってきた。堪能、とまではいかないけれど、楽しかった。
在日ファンクは、いわゆる「在日韓国人朝鮮人」という意味ではなくて、「日本二在リテ」ファンクをするという意味で、メンバーは特に「在日」の人たちということではなく、「在日」をテーマをしたファンクをやっている訳ではない。
CDで聴いているとかっこいいけれど、ライブになるとしょぼいというバンドもあるけれど、在日ファンクはそんなこともなく安心して聴けた。ロックバンドならいざ知らず、ファンクバンドがライブでグルーブがなかったら話にならない。

ライブの会場はO-Eastというオールスタンディングの狭いライブハウスで、やっぱり狭いハコのライブは単純に臨場感があるし、ちゃんとノリのあるバンドだったらもう言うことはない。
といっても、オールスタンディングのライブなんてほんとうに久しぶりで、この前は、Keziah Jones(新譜がでないけど元気かしら)か、Zap & Roger(お亡くなりになってしまったけど)だったか。


Kezaih Jonesはほんとうに上手くて、勢いがあって、カッコよくて最高だった(今はどうなってるんだろう)し、Zap & Rogerは芸人魂があって楽しいライブだった。
在日ファンクと同様、「日本二在リテ」輸入した音楽をやるときに難しいのはリリックとボーカルなんだろうと思う。確かに、本場のような強烈なグルーブを再現するのは難しいかもしれないけれど、多分、本場だってみんながみんな強烈にグルーブしている訳ではないだろうし、楽器は練習すれば上手くなるのだと思う。
ボーカルは、英語と日本語の折り合いをどうつけるのか、そもそも本場とは違うバックグラウンドでどういう立ち位置でリリックを書くのかが問題になる。
本場のファンクのリリックは、バンドによって違うけれど、ノリさえ良ければ基本的にはどうでもいいという感じだと思う。在日ファンクは、日本語で、適度にくだらないリリックを書いていて、うん、まあ、恥ずかしくないという感じ。往々にして、「日本二在リテ」輸入した音楽のリリックは赤面モノというのが多いけれど、そういうことはない。ハマケンは、もうちょっと歌唱力があればいいなと思うけれど、ま、ないものねだりだけど。
でも、ハマケンのこの言葉にはぐっときた。
「オレたちまじめにやってくから、おおいに笑ってくれ!」