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錦織圭と石川遼

この前、地上波があまりにつまらないので、スカパー!HDに入会した。今はお試し期間で、すべてのチャンネルを見ることができる。
ちょうどテニスのオーストラリアン・オープンの時期で、WOWWOWでは朝から晩まで中継をしている。最近はあまりテニスの中継を見ることがなかったが、いざ見だすとおもしろくて結構ハマっている。
今は世界トップではないけれど、フェデラーの存在は大きいと思った。女子のテニスの方がパワーテニスが主流で、男子テニスの方が多様性があると思う。男子テニスのトップであるジョコビッチナダルフェデラーはそれぞれのテニススタイルが違っていておもしろい。その背景には、テニスのあらゆるテクニック、ショットを駆使するフェデラーがいるからこそだと思う。
数年前の錦織圭は、自分のパワーに自分の身体がついていかないという感じでよく怪我をしていたけれど、今年は怪我もなく、思い切りプレーをしていて見ていて気持ちがいい。トップスピンのストロークだったら、ナダルとも打ち負けないじゃないかと思わせるほどのパワーとスピンで、トッププレイヤーの一員になったという印象である。
そんな彼を見ていると、石川遼はいまのままでいいのだろうか、ということを疑問に感じる。高校生のアマチュアとしてプロの大会に優勝し、卒業後大きなスポンサー契約を結んだ。それがどこまで足かせになっているのかわからないけれど、中途半端な形で日本とアメリカを往復して試合をし、年末にはいろいろな番組で顔を見かける。
確かに身体はシェイプされているから、忙しいなかでもトレーニングは欠かしていないのだろうけれど、今はとにかく強くなるために集中する時期だと思う。傍から見ていると、とてもそのようには見えない。本当は、アメリカに拠点を移し、マスコミをシャットアウトしてゴルフのトレーニングに集中できるような所で、トップのコーチのもとじっくりと自分のゴルフを作り上げるべきだと思う。今はネイションワイドシリーズからはじめたっていいのではないだろうか。
錦織圭は、石川遼が責任感を感じている日本ツアーという制約がなく、世界のツアーでランクを上げていくために必要な準備に集中することができ、今、その成果がでてきている。ジョコビッチが24歳、ナダルが25歳、フェデラーが30歳である。錦織は22歳だから、ちょうどこれからがピークに向けたいい時期になってくる。
ゴルフだとルーク・ドナルドが35歳、リー・ウェストウッドが38歳、ローリー・マキロイが22歳、ちなみにタイガー・ウッズは36歳、フィル・ミケルソンは41歳である。石川遼が急ぐ理由はまったくないし、長期的な視点でトレーニングすべきなのは明らかである。
石川遼本人はよくわかっているようにも見えるが、周囲はそれを最大限実現するための環境を作っているようには見えない。
<追記>
錦織圭、オーストラリアン・オープンでベスト8へ。怪我さえなければ、ランキングでもトップテン入りできるのでは?
石川遼も「世界ランキング」ではなく、PGAツアーのランクでトップテン入りをして欲しい。そのための本格的な準備をできる環境を。