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1866年と2012年のハワイ「マーク・トウェイン―ハワイ通信」

前のエントリーでハワイ旅行について書いたけれど、旅行中に読んだ"Mark Twain's Letters from Hawaii"「マーク・トウェイン―ハワイ通信」という本の感想を英語版ウェブログ(http://goo.gl/E1Fg0)に書いた。その和訳を転載しようと思う。

前回のエントリーに書いたように、この夏、ハワイのカウアイ島に旅行した。

ホノルル空港の本屋で、「マーク・トウェイン―ハワイ通信」という本を買った。カウアイでの滞在中ずっとこの本を持ち歩いていた。

この本は、マーク・トウェインが1866年に書いたものである。その当時、彼はまだ小説を書く前で、ジャーナリストだった。彼はハワイ諸島を訪問し、アメリカ本土のいくつかの新聞に25本の記事を寄稿した。

彼は、ハワイのあらゆる側面、自然、文化、社会、産業、言語、政治などについて詳細に観察している。もちろん、すばらしいユーモアのセンスもあって、非常におもしろく読むことができた。

宿泊していたホテルのプールの脇にあるデッキチェアに寝そべってこの本を読んでいると、1866年のハワイにタイムトラベルができる。

日本では1867年に明治維新が起き、武士によって支配されていた江戸幕府が倒され、日本が近代国民国家への道を歩み始めた。明治維新のもっとも大きな要因の一つは、開国を求めたアメリカ海軍のペリー艦隊の来航である。それは、アメリカ海軍、アメリカの捕鯨業者、海運業者が東部太平洋に基地を求めたからである。

この本では、マーク・トウェインは当時の太平洋における捕鯨産業や海運について詳細に書いており、日本の歴史の背景をより深く知ることができた。

1866年のハワイはハワイ王国だった。ハワイ王国は、帝国主義国家に翻弄されていた。もちろん、現在は合衆国の州のうちの一つになっている。このハワイの歴史は、日本の沖縄のことを思い起こさせる。

ハワイ王国は1810年にカメハメハ一世によって西洋の武器と顧問の力を借りて成立した。だから、西洋文化の深い影響を受けている。例えば、ハワイ王国の国旗は、イギリス、フランス、アメリカの旗を組み合わせたものだ(そして、現在はハワイ州の旗になっている)。また、大臣には、アメリカ人、イギリス人、フランス人が就任していた。

1866年、日本列島の最南端の沖縄は、形式的には独立国家である琉球王国だった。琉球王国は、中国と日本に翻弄されていて、1879年には日本に併合された。1945年から1972年の間はアメリカ軍に占領されていて、現在のグアムのようなアメリカの自治領になっていたとしても不思議はなかった。

ハワイと沖縄のことを愛している。だから、リピーターになっている。これからは、現在だけではなく、過去のハワイや沖縄も訪問したい。マーク・トウェインが私を1866年のハワイに連れて行ってくれたように。

Mark Twain's Letters from Hawaii

Mark Twain's Letters from Hawaii