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満鉄の料金表が語る歴史

私の英語版ウェブログ(http://yagian.blogspot.jp/)の固定的な読者の一部は日本に興味がある外国の人である。彼らの書いているウェブログを読んでいると、日本について興味深い事実を発掘していたり、それに対する深い考察が書かれていたりする。実際、日本人が書いたウェブログやおそらくは書籍も含めて、なかなかここまでおもしろい指摘は目にしないと思うことが多い。残念ながら彼らの文章の多くは英語で書かれていて、著名な書籍であれば翻訳されることもあるのだろうけれど、たいていは翻訳されることがなく、ごく普通の日本人の目に触れることはない。
今日翻訳するエントリーは、特に厳選したものではなく、たまたま目に触れたものだけれども、十分おもしろい。このレベルのエントリーはきわめて多い。
"What I learned at work yesterday... (or reason #74563 why I love my job)" by SomedaysSarah (http://goo.gl/5dC7N)

昨日、仕事で学んだこと(もしくは、私が仕事が大好きな74563番目の理由)

日本が支配していた満洲では、鉄道が最も重要な輸送手段だった。南満洲鉄道株式会社の社史には、さまざまな物資の運賃表が載っている。

20世紀初頭、死体の運賃は1マイルあたり(キロメートル単位ではない。現在日本では厳格にメートル法が使われているので興味深い)30銭(100銭が1円)である。子供は半額(現在の日本で生きている子供と同様に)である。乗客(客車に座る生きている乗客)の運賃はもっと高く、客車の等級によって異なる。火葬された遺骨は非常に安く、鶏や犬といった小さな(生きている)動物と同じ値段である。さらに、駅に死体を置いておける時間は6時間までである(しかし、24時間ごとに料金が課されるが、延長することができる)。

同僚がこのことをうれしそうに教えてくれた。彼女のあとの調査で使うので、急いで社史からコピーを取っていた。私たちはこのきわめて詳細な規則(現代社会、特にここ日本において一般的になっている婉曲な表現を完全に欠いている)について笑った。この鉄道が、特に戦争中にきわめて多くの死体を運んだであろうという明らかで悲惨なメッセージを無視しながら。

どちらにせよ、歴史的文書が無味乾燥で退屈だなんて決して言えないでしょう?

すばらしいエントリーだと思う。みなさんはそう思いませんか?