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身体は飢餓に備えている:節制生活継続中

減量節制生活その後

一昨年の8月に「減量節制生活中」というエントリーを書いた。

 

yagian.hatenablog.com

 このエントリーでは、これまで20数年間ダイエットとリバウンドを繰り返してきたが、今回の「減量節制生活」では目標の60kgに到達できそうだ、と書いた。

いまのところ、リバウンドせず、体重をコントロールする生活が継続できている。いまの目標は、筋肉を増やして体脂肪率を下げ、太りにくい身体をつくることである。現在、体重は56kg、体脂肪率は16%程度。体重は維持して、体脂肪率を15%以下にできればいいかなと思っている。

身体は飢餓に備えている

健康のために意図的にダイエットをしなければならない、ということは、考えてみれば不思議なことである。もし、人間の本能が適切であれば「身体の欲するもの」を食べることで健康体が保てるはずである。しかし、本能のままに生活していると太ってしまい、生活習慣病のリスクが高まる。

私の仮説は、現代人の身体は、まだ、採集狩猟生活に適応していて、農耕生活に対応できていない、というものだ。

身体は、基本的に、飢餓に備えている。食料が手に入れば、できるかぎり食べて、脂肪の形で蓄えようとする。筋肉はエネルギーを消費するから、必要最小限にしておきたい。だから、脂肪の形で蓄積することが容易な糖質や炭水化物に対しては、当座必要な分量以上の食欲が湧く。また、ある筋肉を継続的に使うとその筋肉は発達するが、使わなくなるとすぐに衰えてしまう。

農耕生活に入って炭水化物が豊富な穀類が大量かつ継続的に手に入るようになると、本能に任せて生活をすれば必然的に体脂肪が増えていく。また、意図的にトレーニングをしなければ必要最低限の筋肉量になり、太りやすい体質になってしまう。

採集狩猟生活とダイエット法

食事、運動と体重、体脂肪の関係を、身体は採集狩猟生活に適応している、という仮説に立つと、さまざまなダイエット法の真偽が見えてくるように思う。

 一般的に、栄養バランスのよい一日三食の食事が健康によいと言われている(厚生労働省農林水産省が「食事バランスガイド」という目安を発表している)。しかし、どのような「バランス」がよいのだろうか、また、一日三食という習慣はごく近代的なもので、採集狩猟生活で実現していたとは思えない。

www.maff.go.jp

採集狩猟生活の栄養バランスを考えると、大量の穀類を摂取することはないから、農耕生活での糖質、炭水化物摂取はかなり過剰になっていると思う。採集狩猟生活でもある程度の糖質、炭水化物を摂取しているだろうから、完全に糖質、炭水化物を断つ必要はないだろうけれど、糖質、炭水化物の摂取を減らすローカーボ・ダイエットは理にかなっている。糖尿病は、農耕生活での糖質、炭水化物の大量摂取に身体が適応できていないことによる病気と考えることもできるだろう。

植物油やバターから脂質を大量に摂取することも採集狩猟生活の観点から見ると「不自然」ということになる。しかし、脂質が直接そのままの形で体内の脂肪になる訳ではない。その意味で、ダイエット法において過剰な脂質の制限は必要ないだろう。

筋肉を増やすためには、タンパク質だけではなく、ある程度のカロリーの摂取も必要らしい。今は「飢えている」時期だと身体が判断すると、カロリーを消費する筋肉を増やさないという。だから、体重を積極的に減らす減量期が終わったら、炭水化物を制限したぶん、脂質も含めてカロリー補う必要がある。

断食や8時間ダイエットは、食事が不規則で「飢える」時期がある採集狩猟生活に似た状況を再現すると考えることができるだろう。断食や8時間ダイエットそのものが「減量」に直接効果があるかどうかはわからない。食事に何らかの制限を課せば自然と摂取カロリーも減少するから、その効果で「減量」している可能性が高い。

しかし「飢え」を感じることは悪いことではないと思う。かなり節制をしていた減量期明けに、久しぶりにフレッシュネス・バーガーを食べたとき、口の中にあふれる肉汁が異様においしく感じられたことがあった。これは、たぶん、採集狩猟生活で久しぶりに獲物を狩ることができ、その肉にかぶりついた時の快楽なのだろう。

節制生活継続中

それでは今は何に気をつけて生活をしている紹介したい。

減量期を終え、筋肉を増やす時期に入っていることもあり、以前ほど食事のカロリーは気にしないようにしている。体重、体脂肪率を見ながら、直感的に食事の量を調整している。炭水化物を減らし、タンパク質を増やし、脂質は自然な食欲に任せるようにしている。

食事は一日三食食べている。断食、8時間ダイエットはしていない。朝型なので、早起きをして朝にトレーニングをしていることもあり、朝食を抜くと会社で仕事をするのが辛くなるということもある。なるべく低血糖による空腹におそわれないようにきちんと食事を摂ることにしているけれど、空腹になったときはあまり我慢せずに軽く栄養補給している。これはまたそのうち考え方を変えるかもしれない。

トレーニングは、週に2回自宅で筋力トレーニング、週末に水泳、週1回エアロバイクに乗っている。「減量節制生活中」は、比較的長い時間ゆっくりと有酸素運動をすることに重点を置いていたが、今は、水泳、エアロバイクもインターバルトレーニングにしている。以前に比べれば体力がついた実感もあり、トレーニングの強度は高くなっている。

今は比較的安定した節制生活が継続している。またあと一年ぐらいしたら振り返ってみようと思う。現在とはまた違った形の生活になっているだろう。リバウンドしていなければいいけれども。