壊れる

マンションが築20年になると

新築のときに入居し現在築20年になるマンションに住んでいる。

一回、大規模修繕工事があった。マンションの躯体自体は問題はないようだが、設備はそろそろ耐用年数を迎え、続々と壊れている。

小規模なマンションなので3年に1回ぐらいの頻度で理事会役員がまわってくる。そうなると、共用部の設備に対してちょこちょこと修繕費が発生する。しばらく前は宅配ボックスを交換したし、近々、玄関の自動ドアと地下室の排水ポンプの交換が必要らしい。

もちろん、専用部、私の住宅内の電化製品なども調子が悪いものがでてくる。

エアコン

入居と同時に4つの部屋にエアコンを設置した。

比較的エアコンは使わない方だと思う。部屋によって使用頻度が違うことも影響しているのか、いちばん使う機会が多いエアコンがリモコンで操作できなくなった。リモコンの故障かもしれないと思い、リモコンを買ってみたがまったく反応しなかった。本体についているボタンを押すと稼働はするのでこの夏はそれで乗り切ったが、電化製品で20年選手だからもう耐用年数は過ぎていると思ったし、現在のエアコンの方が省エネ性能は高いだろうから、エアコン工事が少ない谷間の時期を狙って買い換えることにした。

近所の量販店のエアコン売り場に行ったら、立て板に水のごとく解説してくれる店員がでてきた。型落ちで十分、よけいな機能はいらないと伝え、やや儀礼的な値切り交渉をした結果、10畳用の富士通ゼネラルのエアコンが工事費込みで8万円少々の価格になった。最安値という訳でもないんだろうけれど、まあ、悪くはないと思う。リモコンもふつうに使えるようになったし。

この冬はいつもよりエアコンを使う頻度が高くなった。

インターホン

エアコンの次は、インターホンの調子が悪くなった。

インターホンは、階下の玄関のインターホン機能、オートロック解除機能と、自宅の玄関のインターホン機能が一体となったものである。そのうち、玄関のインターホン機能とオートロック解除機能の調子が悪くなった。それなりの頻度で使うもので、特にオートロックを解除できなくなるのは不便である。

これがマンションのインターホンシステム全体の故障だと話がおおごとになると思いながら、マンション管理会社の緊急対応窓口に連絡し、アイホンの担当者がやってくることになった。

結果としては、わが家のインターホンの問題だったようで、機械を分解して基盤の部品を交換しハンダ付けをしてもらって問題は解消した。理屈はよくわからないが、共用部分の故障と認定され、理事会で負担してくれることになった。

給湯器

玄関の脇の壁にガス栓などと並んで給湯器が格納されている。つれあいが玄関をでたところの床が濡れているを発見し、その水をたどるとどうやら給湯器から水漏れがあるようだ。

水漏れ、すなわち故障という訳でもないようだが、エアコンと同じで耐用年数は過ぎているのは確かで、基盤が濡れると故障に直結するようだ。徐々に水漏れが増えている様子なので、給湯器の交換を検討することにした。

相見積りを見てみようと思い、管理会社紹介の業者、東京ガスライフバル、ネットの業者の三者に見積もりを依頼した。それぞれ自宅にやってきて状況を確認した上で見積もりをだしてくれた。

おもしろかったのは、ちょうど寒くなった時期に各業者に連絡したのだけれども、みな忙しそうだった。寒くなる時期は、給湯器の負荷が高くなるので故障する確率が高いらしい。わが家の給湯器も同じパターンで水漏れがひどくなったのだろう。

東京ガスは高いということはネットで知っていたが、たしかに他の業者より10万円ほど高く、対応はよかったけれどこれでは注文はできない。管理会社紹介の業者とネットの業者が以外にもほぼおなじ価格だったので、信頼性を考えて管理会社紹介の業者にした。

いま設置されている給湯器は、壁に色にあわせて特別な色に塗装されている。今回も同じように特別な色に塗装してもらうことにした。これに1か月ほどかかるらしく、いま、この冬の寒い時期に給湯器が故障しないか心配しながら待っているところ。

次の候補

さて、これからも以下のような故障交換候補が待っている。

  • エアコン:あと3台
  • 冷蔵庫:機能は問題ないが、ドアの取っ手が半分壊れている
  • 洗濯機:洗濯している間に異音が生じている
  • インターホン:マンション内のシステム全体の寿命も近い

テレビは入居してから三代目だから、もうしばらくは行けるはずだ。