花粉とヤクに支配される

花粉に支配される

今週は花粉症でひどい目にあった。

先週から花粉症の症状が徐々に激しくなり、週末は家を出ないほうがいいだろうと思うレベルになった。週が開け、月曜日の朝、鼻が詰まり、睡眠中口呼吸をしたせいか喉がカラカラで、咳が止まらず、目も痒く、頭痛がした。一言でいう、とても具合が悪くなった。

花粉症の薬は飲んでいたけれど、効き目が足りないと思い、月曜日の午前中会社の近くのクリニックに行って、いつもの薬より一段階強力な抗アレルギー剤を処方してもらった。

翌日の火曜日、喉の炎症が悪化し、本格的に熱発して起き上がれなくなった。もともと慢性扁桃炎だったので喉は弱い。扁桃腺は手術で切除しているが、花粉症のアレルギーの症状が喉に出る。しかし、アレルギーが原因で本格的に熱発したのははじめてだった。

まったくもって、花粉に支配されている。

ヤクに支配される

水曜日は、新しい花粉症の薬の効果もあり、鼻づまりなどはかなり改善した。あわせてロキソニンも飲んで、頭痛と発熱も抑えることができた。

新しい花粉症の薬を処方してもらう時、先生に効果と同時に副作用もレベルアップしますか、と質問した。答えは、人による、ということだった。私の場合、やはり副作用もレベルアップして、特に午前中は花粉症の薬の副作用が抜けず、眠気が抜けない。

アメリカで鎮痛剤の中毒が社会問題化しているというが、ロキソニンを飲んでいると、そういうこともあるのだろう、と思う。具合が悪い時、ロキソニンを飲んでしばらく経つと、薬が効いてきたのが感じられて、気分が良くなる。しかし、そのうち薬効が切れてふたたび具合が悪くなる。そうすると、またロキソニンを飲み、気分が良くなり、というサイクルを繰り返すことになる。

上にも書いたが、以前、扁桃腺を切除をする手術を受けたことがある。術後しばらくの間は喉の痛みが続く。それを抑えるためにロキソニンを飲んでいた。ロキソニンを飲むには5時間は間隔をあけるようにと言われる。しかし、薬効は5時間続かず、痛みがぶり返す。入院中は、時計を眺めながら、早く5時間経って、ナースコールを押してロキソニンをもらえる時間にならないか、じりじりしながら待っていた。

まったくもってヤクに支配されている。

これは公害

そんなわけで、今週は具合が悪いかラリっているかを交互に繰り返していた。

それにしても、花粉症は明らかに公害だ。林業家や農林水産省はこんな事態を引き起こすとは予想できなかっただろうけれど、公害企業だって公害を引き起こすと予想していたとは限らない。

杉とヒノキはどんどん切り出して、その跡地には杉とヒノキを植えるのは禁止して欲しい。