2005-02-01から1ヶ月間の記事一覧

風邪と読書

金曜日の夜、風邪をひいたらしくゾクゾクしてきたので、何冊かの本を抱えて寝床に潜り込んだ。 土曜日になるとぐっと熱が上がってきた。解熱剤が効いてくると熱が下がって本を読む。解熱剤が切れると熱が上がって本が読めなくなるのを繰り返していた。 そん…

北朝鮮と日本

"@kaori"(id:knori:20050217)と「4月9日に始める時事批評(のようなこと…)改め時事日報」(http://blog.goo.ne.jp/ryos0510/e/39cbdf375bfbbd889e23766c0accdab3)に刺激されて、北朝鮮と日本の関係についてちょっと考えてみた。 北朝鮮の政府への対応につい…

妻の肖像画

ひさしぶりにジェイムス・ジョイス「ダブリンの市民」(結城英雄訳、岩波文庫)(isbn:4003225511)を読み返した。「ダブリンの市民」の最後におかれた「死者たち」という中編に、印象的な場面があったので、原文から翻訳をしてみた。 ゲイブリエルは、ほかの…

ジェニーの物語

稲本がウェブログ(id:yinamoto:20050219)で、先週現代語訳をした今昔物語集の「讃岐の国の多度郡の五位が法話を聞いて直ちに出家した話」について言及してくれたおかげで、そちらの方面からのお客さんが増えたようだ。この現代語訳もいつものごとくあまり校…

蓮の花

久しぶりに今昔物語集の現代語訳をしてみた。 「讃岐の国の多度郡の五位が法話を聞いて直ちに出家した話」である。これまでは、なるべく原文の直訳となるように翻訳していたが、この話は直訳するとあまりにも読みづらくなってしまうため、会話にはかぎ括弧を…

追憶

土曜日に、DICASから借りたDVDで「追憶」を見た。ロバート・レッドフォードとバーブラ・ストライザンドのラブストーリーである。 つれあいが、SATCのなかで「追憶」のラストシーンについて語り合っているのを見て、見てみることになった。 「追…

「ぼんれい」

先週、とある打ち合わせで、お客さんの担当者が「地図の凡例」のことを「ぼんれい」と発音した。 その瞬間に、「えーと、はんれいですか」とでも言えばよかったのだが、相手がお客さんであったこともあり、つい訂正する機を逃してしまった。お客さんの上司も…

瘋癲老人日記

谷崎潤一郎「瘋癲老人日記」(「鍵・瘋癲老人日記」新潮文庫所収)(ISBN:410100515X)を読んだ。 主人公は、七十七歳の老人の卯木督助である。小説は、彼が書いた日記という形態をとっている。この小説は、督助の嫁、颯子への性的な妄想、執着に着目して語ら…

立身出世

先週は、めずらしく3回飲みに行った。 火曜日は元Y委員長と門前仲町の魚自慢の居酒屋で、金曜日にかつて同じチームだったメンバーと東銀座の沖縄料理やとカラオケ屋、土曜日はつれあいと新宿の職安通りそばの韓国料理屋。 年をとり、会社のなかで責任が増…