2005-03-01から1ヶ月間の記事一覧

懐古的読書

最近、若い頃に読んだ本を読み返す懐古的読書をしている。 レイモンド・チャンドラー「長いお別れ」(ハヤカワ・ミステリ文庫)、ウィリアム・ギブスン「ニューロマンサー」(ハヤカワ文庫)を読んだ。 フィリップ・マーロウというキャラクターは、複雑です…

気の毒な人

ライブドアのニッポン放送買収の件には、あまり関心がそそられないけれど、ニッポン放送の亀淵社長は気の毒だと思う。 ニッポン放送生え抜きのアナウンサーとしてオールナイト・ニッポンの初代DJをし、社長まで上り詰めた。ラジオ局としては業績もよく、こ…

三回忌

今日は祖母の三回忌の法要で白山の一音寺に行ってきた。 祖母と最後に話した時の情景をよく覚えている。年度末のあわただしい時期だったけれど、母親から見舞いに行った方がいいと言われ、いよいよかと思いながら祖母が入院している病院に行った。花曇りの白…

爆発的実験

雑司が谷墓地の梅はきれいに咲いているけれど、気温は一進一退、なかなか暖かくならない。今日の昼下がり、ちらちらと雪が舞った。 夏目漱石「二百十日・野分」(新潮文庫)(ISBN:4101010161)を読んだ。漱石が朝日新聞に入社する前に書かれた初期の中編であ…

ヒップ

清原がボウズにしてピアスを付けている。もしかしたら、本人は、ヒップなつもりなのだろうか。しかし、どう見ても岸和田風。 一時、自分もピアスを開けようと思っていたけれど、セルフイメージと人から見たイメージの乖離に気を付けなければ。

逃避的読書と顎十郎捕物帳

年度末で、やることがたまればたまるほど、ついつい逃避的読書をしてしまう。気がたかぶり、追いつめられた気分になるから、夜もなかなか寝付けない。そうすると、睡眠薬代わりの本が必要になる。目が覚めると、読みかけのページを手で開いたまま寝ていたこ…

奇遇

朝、地下鉄に乗ると、T(私の本名)と声をかけて来たひとがいた。 誰かと思ったら、大学で同級だったKだった。(Kというと、なんだか、「こころ」みたいだ)この地下鉄で通勤しているとはまったく知らなかった。まさに、奇遇である。 以前、小学校で同級…