2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

アニキ

朝、NHK−BSで、松井秀喜の第一打席のホームランを見てから、家を出た。 そのホームランは、打球の鋭さだけではなく、打席全体のプロセスもすばらしかった。 はじめて対戦するルーキーのピッチャーのボールをじっくりとみて、1ボール、1ストライクのカ…

厳罰に処すべき

後藤田正晴「情と理 カミソリ後藤田回顧録上」(講談社+α文庫 ISBN:406281028X)を読んでいたら、後藤田正晴のこんな発言があった。 ……自民党の中には、厳罰に処すべしという意見が強い。それで、呼ばれる前に田中さんに言った。総理、罰則はあまり強いのは…

違った心境で野球ができるかもしれない

松井秀喜が怪我から復帰した試合で4本ヒットを打った。松井の吹っ切れたような落ちついた表情が印象的だった。 怪我をした後のインタビューで、松井は「今までがすべて順調だった。心の中でいつかはこういう日が来るんじゃないかと、おびえている自分がいた…

普通の役人なら

昨日のウェブログを書くとき、久しぶりに後藤田正晴の回想録を検索してみたら、御厨貴「情と理 -カミソリ後藤田回顧録- 上」(講談社+α文庫 ISBN:406281028X)が文庫になっているのを発見した。 御厨貴は、公人から聞き取りを行って記録として保存、公開す…

出自と思想

安倍晋三「美しい国へ」(文春新書 ISBN:4166605240)を読んでみた。安倍晋三の思想は、彼の育った環境、出自に由来していると感じた。 この本を読みながら、後藤田正晴の回想録(御厨貴「情と理 -カミソリ後藤田回顧録- 上」(講談社+α文庫 ISBN:406281028…

ソビエト連邦とアジア四小竜

マックス・ヴェーバー「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」(岩波文庫 ISBN:4003420934)を読みながら、そういえば、昔、儒教文化と資本主義の親和性という実に粗雑な議論があったことを思い出した。今は、BRICsだけれども、そのころは、アジア四…

秋味

朝食、昼食を控えめにしてお腹を空かし、早めの夕食で山の上ホテルの天ぷらを食べた。 店を出た後、お茶の水から神保町に向けて坂道を下り、本屋で何冊か本を衝動買いをした。 最寄り駅から家までの帰り道、東京音頭が風に乗って聞こえてきた。

資本主義的勤勉さ

マックス・ヴェーバー「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」(岩波文庫 ISBN:4003420934)を読み、いちばん印象に残っているのは、金銭欲、拝金主義というのは歴史的、地理的に普遍的だけれども、近代資本主義を支えている精神、エートスは特殊な…

浅薄さ

昨日、自民党の総裁選挙が告示され、安倍晋三、谷垣禎一、麻生太郎の三人が正式に立候補した。テレビのニュース番組では、三人がセットで呼ばれ、インタビューされていた。自民党のいいPRになっている。 自民党の国会議員の大多数は安倍晋三支持でまとまっ…

まだ蝉も鳴いているけれど、夕方になれば鈴虫の鳴き声が聞こえる。 窓を開けると、目の前の大銀杏には、もう、ちらほらと黄色い葉がまざっていた。