2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧

これからが本番:FIFA World Cup

目が覚めてTVをつけたら、ちょうどBrazil対Chileの試合のpenalty shootoutが始まるところだった。 決勝までの組み合わせを見て、Brazilにとっても簡単な試合はひとつもないな、と思っていた。実際、最初からぎりぎりの勝負になった。 日本のgroup league敗退…

dataでみるTiki-Taka styleの終焉と日本soccer

今回のFIFA World CupのGroup Leagueはおもしろい試合が多いように思う。 24試合(Italy対Costa Rica戦まで)のうち、0対0の引き分けは3試合だけで、引き分け狙いの消極的な試合が少なく、積極的に得点を取りに行っているように思う。このwebsiteで全試合の結…

懸命さ、必死さ:日本とUSAのFIFA World Cup初戦

早寝早起きが習慣になっているので、今回のWorld CupのTV観戦にはつごうがいい。 group league初戦がおおむね一巡したところだが、引き分けが少なく積極的に得点を取りに行く試合が多くて退屈しない。Spain対Netherlandsのような番狂わせもあった。前回のWor…

原典を読むのがいちばん楽しい:Marco Polo「東方見聞録」を読む

岩波書店から刊行されている月村辰雄・久保田勝一訳のMarco Polo「東方見聞録」を読んだ。 「百聞は一見に如かず」というべきか、やはり原典を読むに如くはない。もちろん、Franchは読めないので、ほんとうの意味での原典は読めないので和訳だけれども。 「…

相場と戦争:高橋是清自伝(2)

前回のentry(id:yagian:20140602:1401656704)に引き続いて「高橋是清自伝」について書こうと思う。 高橋是清の生涯で一般的に有名なできごとは、日露戦争中の外債の募集、金輸出再禁止などのいわゆる「高橋財政」、2.26事件での暗殺だろうか。「高橋是清自伝…

波瀾万丈な時代の明るさ:高橋是清自伝

高橋是清「随想録」を読み、率直でおもしろいことを書く人だなという印象を受けたので、「高橋是清自伝(上)(下)」を読んでみた。 特に波瀾万丈な前半生について語られている上巻がおもしろい。近代日本人の自伝としては「福翁自伝」に匹敵する興味深さだと思…