存在耐えられない軽さ、アフターダーク

映画は見たことがあったが、小説は3年ぐらい積ん読にしていたミラン・クンデラ「存在の耐えられない軽さ」(集英社文庫)(ISBN:4087603512)を読み始めた。
映画では登場人物の行動だけが提示される(だったと思う)が、小説では語り手がたびたび登場して、トマーシュ、テレザ、サビナの心情を解釈をする。読み手としては、その解釈を鵜呑みにする必要はないが、映画よりはわかりやすい。最後まで読んでいないからよくわからないが、語り手がたびたび登場するというのも、もちろん、わかりやすさのためにあるのではなく、ひとつの仕掛けなのだろう。小説を読み終えたら、感想を書こうと思う。映画も見直さなければ。
家に帰ると、Amazonで予約しておいた村上春樹アフターダーク」(講談社)(ISBN:4062125366)が届いていた。さっそく読みたくなるが、まずは、「存在の耐えられない軽さ」からかたづけてしまおう。来週の火曜日、一泊で山形に出張するから、往復の新幹線で読もうと思う。村上春樹海辺のカフカ」(新潮社)(ISBN:4103534133)も、Amazonの予約で買って、諏訪湖への出張の往復の特急電車で読んだ。それまで、がまんしよう。