交流戦

今日、テレビでロッテ対巨人の試合を見た。
必死に投げる上原もよかったし、ロッテの三人のピッチャー、小林宏之、藪田、小林雅英もみなよかった。力のあるピッチャーが、緊迫した場面で集中して全力投球している姿を見るのは、単純に楽しい。今年の上原は、せっぱ詰まった鬼気迫る雰囲気があっていい。小林雅英は、投球している時の緊張した表情と試合後の普通の人の笑顔の落差もいい。
交流戦は、なかなか見応えのある試合が多くて、いい企画だったと思う。今シーズンは、ロッテとソフトバンクが絡む試合ははずれがなく、テレビで中継が見られるようになって楽しい。交流戦が終わった後も、ロッテ、ソフトバンク、そして、これらチーム相手に松坂大輔が投げる試合は見てみたい。交流戦で、いろいろなチームの試合をテレビで見られるのはよいことだと思う。
それにしても、松坂大輔が投げる試合は、ぜひとも中継してほしい。スポーツニュースで彼が投げるシーンを見ると、ほんとうにすごいボールである。エンゼルスのフランシスコ・ロドリゲスのスライダーは驚くほどのスピードで鋭く曲がるけれど、今年の松坂のスライダーもそれに近い迫力である。あれを見せるだけでも、中継の価値があると思う。
日本のプロ野球についてあれこれ議論があるけれど、単純に、日本のプロ野球界でいちばんいいピッチャーである松坂大輔、いちばんいいバッターである松中信彦、彼らのプレーを見せなくてどうするのだ、と思う。交流戦で、ソフトバンクの中継のチャンスが増え、松中信彦のフルスイングと鋭い打球を見ることができ、楽しませてもらっている。しかし、地上波では松坂大輔の中継はなかなかない。いっそ、MLBに行った方が日本での中継が増えるだろう。さっさとMLBに行ってもらって、じっくりと彼のピッチングを見てみたい。