タイガースファンの心境

NHK−BSで、エンゼルスヤンキース戦を見た。
一方的な試合ではなかったけれど、つかみどころなく、なんとなく負けてしまった。序盤、先発ピッチャーに球数を投げさせて、6回で交代させたところまではよかったけれど、リリーフピッチャーを打ち込めず、松井のホームランで1点差までつめたものの、逆転できる雰囲気を醸し出すこともなく試合が終わってしまった。
「遠ざかるワールドシリーズへの途」(http://blog.goo.ne.jp/theseventhgame)というウェブログがある。このウェブログの基本姿勢は、ポール・オニールがいた頃のあのヤンキースから遠ざかっていくのを惜しむことである。今日のような試合を見ていると、ワールドシリーズへの途から遠ざかっていると同感する。あの頃であれば、仮に勝てなくても、逆転できそうなチャンスを作るぐらいのことはしていて、ここまで淡々と負けることはなかっただろうと思う。
こうしたさびしい気持ちを持ちながら、ヤンキースを見続けるというのも、ひとつのファンのあり方のようにも思う。かつての弱かった頃のタイガースファンの心境はこんなだったのかもしれない。今年のMLBは、こんな気持ちをかみしめて見続けるしかないだろう。
日本のプロ野球を見ると、久しぶりにセントラル・リーグがおもしろいように思う。阪神、中日、巨人が優勝争いの中心になるだろうけれど、ヤクルト、横浜もけっして弱くないから、混戦になりそうだ。
今年は、去年と比べていきいきと野球をやっている巨人に心惹かれている。