ＴＶのことを書いたついでに、最近お気に入りの番組について書こうと思う。
まず、「知っとこ!」。大阪の毎日放送で制作され、ＴＢＳ系で土曜日朝７：３０から９：２５まで放送されている情報番組。取材の視点が独特でおもしろい。
「知っとこ!こどものみかた」「知っとこ!世界の朝ごはん」という名物コーナーがある。「知っとこ!こどものみかた」は、子供の小さな夢を実現するまでのドキュメンタリーである。スタッフが、どのように子供を探し、子供に接しているのかわからないけれど、関西の普通の子供の実に自然な姿を見ることができて楽しい。「知っとこ!世界の朝ごはん」は、世界のさまざまな都市の紹介と、その都市に暮らす新婚カップルが作る郷土料理の朝食が披露される。都市も朝食も、観光的な視点ではなく、文化人類学的視点というか民俗学的視点というか、他の番組では見られないような角度から紹介される。
次は、「ニューヨーク街物語」。ＮＨＫ−ＢＳ１チャンネルで、日曜日の夜９：３０〜９：５０まで放送されている。ニューヨークに暮らすさまざまな職業の人たちを追ったドキュメンタリー番組である。これは、ニューヨークという街とそこに住む人たちの魅力が、そのまま番組の魅力になっている。とにかく、ニューヨークには、さまざまなことを職業としている人がいて、その多様さに毎回感心させられる。そして、登場する人たちが、自分たちの職業について、実に魅力的に話すことができる。これは、ニューヨークならでは、と思う。
最後は、「しばわんこと和のこころ」。ＮＨＫ総合で、水曜日の夜１１：３０〜１１：３９まで放送されている。柴犬のしばわんこが、「和のこころ」について毎回１テーマずつ紹介していくアニメである。なぜか柴犬が日本文化を紹介する、不思議な番組であるけれど、とりあえず、しばわんこがかわいいので楽しい。
