コミュニティ

先日、プロテスタントの教会の前夜祈祷会(通夜にあたるもの)に参加した。
木のベンチと小さなオルガン、説教台があるだけで、装飾もない小さく質素な教会だった。ベンチのところどころに素人が修理した跡があり、手作りのクッションが乗っていた。
牧師さんは、挨拶のなかで、亡くなった方の人となりを、よいところもわるいところも含めて紹介していた。牧師さんと亡くなった方の関係の深さが感じられた。また、教会での仲間らしい方からの祈祷も、真情がこもっていて暖かいものだった。
私はキリスト者ではないけれど、信仰を同じくする人たちが手作りで作り上げたコミュニティの心地よさが感じられた。いつも、人から評価されて生きていると、そんなこととは関係ないコミュニティにも属して生きるのが、人間らしいことかもしれないと思った。