当たり年

紅葉には、色鮮やかな当たり年と、鮮やかになる前に葉が枯れてしまう外れ年がある。
つれあいから、今年の紅葉はきれいだと聞き、改めて銀杏を見てみたら確かに黄色が色鮮やかだった。
写真は日比谷公園の銀杏である。太陽の光を透かして見る葉の色合いも、葉が敷き詰められた銀杏の根もとも美しい。カメラアングルを探して歩いていると、一眼レフを持った人やスケッチをしている人に出会った。
銀杏をよく観察してみると、陰になって太陽があたらないところの葉が緑になっている。勤め先の近くの街路樹の銀杏のなかで、ビルの陰になっている銀杏は緑色の葉がまだらになっており、道路の切れ目で日当たりのいい銀杏は全体が金色に輝いていた。