スコープ・ドッグ

年に一回ぐらいプラモデルを作る衝動に襲われることがある。年明け早々、この衝動に負けて、スコープ・ドッグのプラモデルを買ってしまった。
スコープ・ドッグを選んだのは、もちろん、「なんでもつくるよ」(http://ironwork.jp/monkey_farm/botoms/botom-top.html)の影響もあるのだけれども、最近、「ボドムズ」をDVDで見直していたことが主な理由である。
リアルタイムで「ボトムズ」をとぎれとぎれに見ていたような記憶がある。アニメの雰囲気やスコープ・ドッグのデザインの地味さは気に入っていたけれど、きちんと見ていなかったので、ストーリーがよく理解できなかった記憶がある。
今、DVDで第2巻、第8話まで見終わったところだけれど、仰々しくて恥ずかしくなるナレーションは別にしたら、なかなかおもしろい。不可解な状況に投げ込まれた主人公が自分のアイデンティティを取り戻していくために戦うという、ディック以降のSFの基本のストーリーがしっかりしている。テレビ放映をまとめて見ていると話の進行が遅いように感じるけれど、2時間ぐらいに圧縮すればスピード感があるいい映画になりそうである。今、ハリウッドで日本のアニメのリメイクがはやっているようだが、ポール・バーホーベンあたりが「ボトムズ」を作ったらおもしろそうだ。