悟り

ここしばらく不眠気味で夢をよく見る。
昨日の夢は、なぜか、親鸞の一代記だった。
修行僧時代からはじまり、クライマックスは悟りの瞬間である。
東寺のような、仏像がたくさん並んでいる薄暗くて大きなお堂のなかで、親鸞がひとり瞑想をしている。
悟りに至った瞬間、まわりの仏像の白毫と親鸞の額から光線が出て、お堂のなかは光に包まれ、仏像と親鸞は燦然と黄金に輝く。
そこで目が覚めた。