@yagian: 「これからの「正義」の話をしよう」は、具体的な事例に照らし合わせて原則を考えるところがポイントだから、要約するとその部分が抜け落ちてしまう。この本の面白さを感じるためには、やっぱり、現物を読んでみるしかないと思う。
2010-06-28 21:18:56 via web
@yagian: 近代経済学は功利主義に基づいているけれど、さすがに、ベンサムほどナイーブではなく、もっと巧妙な論理を使っている。功利主義は人間の尊厳を認めていないように見える反面、超越的な立ち場から道徳的な判断を下さないという点で、ある意味、個人の趣味や志向の自由を認めているところが魅力的。
2010-06-28 21:17:28 via web
@yagian: 続き:しかし、この快楽の質の差の基準は、人間の尊厳に求められることになり、功利主義から逸脱することになった。
2010-06-28 21:13:55 via web
@yagian: 続き:そして、この個人の権利の擁護は、社会の長期的な幸福の増大という功利主義に基礎づけた。しかし、ミルの議論は功利主義を超えた人格という理想に訴えるものとなっている。また、功利主義は価値を単一の尺度に還元する批判に対し、快楽に高尚なものと低俗なものの質の差があると主張した。
2010-06-28 21:12:04 via web
@yagian: ベンサムの功利主義は、快楽の質的な違いを認めず、人々の好みの道徳的価値を判断しない。この中立的な精神がベンサムの魅力の一つとなっている。ジョン・スチュアート・ミルは、功利主義を改良し、この二つの反論に答えようとした。ミルは、他人に危害を及ぼさない限り、自由であるべだと主張した。
2010-06-28 21:08:29 via web
@yagian: 続き:功利主義に対して、二つの反論が考えられる。一つは、共同体の幸福を最大化することを目指す功利主義は、人間の尊厳と個人の権利を十分に尊重していないこと、また、道徳的に重要なことも含めすべてのことを快楽と苦痛という単一の尺度で評価できないというものである。
2010-06-28 21:03:09 via web
@yagian: 「これからの「正義」の話をしよう」第二章「最大幸福原理ー功利主義」要約:ジェレミー・ベンサムは、道徳の至高の原理は幸福、すなわち苦痛に対する快楽の割合を最大化することとする功利主義を主張した。功利主義はこの原理を、個人の道徳のみならず、共同体の法律政策の基礎とすべきと主張する。
2010-06-28 21:00:53 via web
@yagian: @golf_zyoutatu それほど熱心ではないですが、私も43歳ゴルフが上達したいサラリーマンです。お互い、がんばりましょうね。
2010-06-28 09:02:05 via web to @golf_zyoutatu
@yagian: 先週は忙しかった。今週はのんびりリラックスして行きたい。Jack Johnsonでぬるいハワイの雰囲気を感じて。#nowplay
@yagian: 続き:しかし、現代政治を動かしている正義に関する議論には、美徳にかかわる観点が見られる。道徳について考えるにあたっては、具体的な状況と原則の間を往復し、社会全体での対話を通じた弁証法的相克が重要である。
2010-06-28 06:56:31 via web
@yagian: 続き:本書では、この三つのアプローチの強みと弱みを探っていく。教科書的な説明では、古代の政治思想(アリストテレス)では正義の基礎として美徳が重視され、近現代の政治思想(カントからロールズ)では美徳を正義の基礎とすべきではなく、自由を尊重するとされている。
2010-06-28 06:52:42 via web
@yagian: 「これからの「正義」の話をしよう」第一章「正しいことをする」要約:ある社会が公正かどうかを問うことは、収入や財産、義務や権利、権力や機会、職務や栄誉などの価値あるものがどのように分配されるか問うことである。公正さを考える観点には、幸福の最大化、自由の尊重、美徳の涵養の三つがある。
2010-06-28 06:50:21 via web
@yagian: 最近は、仕事が忙しくなってきたが、調子が良く、対応できている。今月は、午前半休もなく、皆勤できそう。主治医(うつ病の)によれば、ずいぶん顔色が良くなってきたとのこと。結局、顔色で診断しているみたい。いずれにせよ、今週もがんばろう!
2010-06-28 05:19:33 via web