Appleのエコロジー

私自身、コンピューターや周辺機器、ソフトウェアにはあまりこだわりがない方だと思っている。
自宅ではMacを、会社ではWindowsマシン(Windows XP !)を使っているが、使い勝手にはあまり大差ないと思っている。結局、MS-Office製品とブラウザが動けば、OSが何であっても、困らないという程度の感覚である。どんどん様々なクラウドサービスが提供されるようになっていけば、ますますMacWindowsも差が無くなっていくと思う。今度自宅で使っているMacを買い替える時、MacにするかWindowsにするか、はたまたChrome OSにするか、その時になってみなければわからない。会社では、標準PCとして支給されるマシンを特に思い入れなく淡々と使うことになると思う。
ブラウザは、会社ではイントラネットIEにしか対応していないためIEを使い、自宅ではFirefoxを使っている。使い込んでいないからと言われてしまいそうだけれども、まあ、どちらも大差ないと思う。会社のブラウザがIEだからといって特に不便ではないし、自宅で使っているFirefoxが特にすばらしいとも思わない。Googleツールバーでブックマークを共有さえできれば、IEでもFirefoxでもChromeでもかまわないと思っている。
しかし、一つだけ、これは代わりがないきかないとソフトウェアがある。iTunesである。今、自分の持っている音源のすべてをiTunesに放り込んでいる。iTunes Storeで買った曲も増えつつあるし、いくつか定期的に聴いているPodcastもある。これだけは、他のソフトウェアに移行することはできない。そうすると、必然的に携帯音楽プレイヤーはiPodを買うことになる。今はスマートフォンは持っていないけれど、iTunesと面倒なく連携することを考えれば、AndroidではなくiPhoneを選ぶことになると思う。Appleに思い入れがあるわけではないけれど、知らず知らずのうちに、音楽という窓口からAppleエコロジーに取り込まれてしまった感じである。
iTunesに不満があるとすれば、クラウドサービスではないところである。データをローカルとクラウドの両方に保存できるようになれば便利だと思う。もし、googleが、いま持っているiTunesのデータを簡単に移行でき、クラウドにも対応し、iTunes Storeと同様に充実しているiTunesに代わるサービスを提供すれば乗り換えるかもしれない。そうなれば、appleエコロジーからgoogleエコロジーに移動して、スマートフォンAndroid携帯を選ぶことになるだろう。
しかし、iTunesはソフトウェアだけではなく利便性の高い総合的なサービスだから、これ代わるもの提供をするのは難しそうだ。