雑司が谷の秋の休日
午前中、雑司が谷体育館のプールまで歩いて行って、1,600mほどゆっくりとクロールで泳いだ。夏が終わり、この時期になるとプールもすいていて、自分のペースで泳ぐことができる。
鬼子母神から都電に乗って東池袋に行き、豊島区立中央図書館で予約しておいたハンス・ベンマン「石と笛」を借りた。インターネットで検索、予約できるようになって、図書館を使う頻度がかなり増えた。
池袋の東急ハンズの年賀状コーナーでつれあいと待ち合わせ、来年の年賀状の印刷を申し込んだ。11月中は早割りで1割引だった。去年より、ハンズの年賀状のコーナーが小さくなっているようだった。自分もいつまで紙の年賀状を出し続けるのだろうかと思った。
切れていた台所の蛍光灯を買って、池袋西武まで歩いていった。新装されたレストラン街に明月庵田中屋が入ったので、天ぷらそばでも食べようと思っていたが、予想通り行列ができていた。今回は諦めて、屋上にある讃岐うどん屋で月見うどんを食べた。このうどん屋は、樋口毅宏「さらば雑司ヶ谷」にも出てくる、知る人ぞ知るお店である。
ペットショップで動物を眺めてから、地下に降りておせち料理を予約する。大晦日に池袋西武までおせち料理を受け取りに行くのが恒例になっている。去年は予約に行くのが遅くなって、品切れになっていたものが多かったが、今年は弁松のおせちを予約できた。カレンダーも買ったし、正月の準備は着々と進んでいる。
今晩飲むワインと明日の朝のパンを買い、スタバでコーヒーとココアを買って家までぶらぶら歩いて帰る。途中、雑司が谷霊園で、漱石先生と鏡子さんのお墓の前に座ってココアをすする。墓石の上にカマキリが歩いていた。秋の陽気が気持ちがいい。
歩ける範囲で暮らしができるのは幸せなことだと思う。
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