誰だかわからない誰かを探して

こんな夢を見た。
誰だかわからないけれど、とにかく、誰かを探している。
路上でタクシーを停めて、誰か知らない人と相乗りをする。
その男が駒込駅まで行ってくれ、という。駒込駅の近くに着くと、駅前に相撲の勝敗を書いた電光掲示板があるからその前に着けてくれ、という。
運転手は、それなら早く言ってくれ、こっちにあるはずだ、と急に道を曲がる。その先は霊園になっていて、ここで降りてくれと言われる。
まわりには墓が並んでいて、電光掲示板などない。和服を着た女がやって来て、こっちだと手招きをする。
彼女について歩いていると、いつのまにか、巨大な未来的な建物の内部にいる。鈍い黒色の金属製の壁のドーム状大空間になっていて、中央に黒い立方体の構造物がある。
女が中を見たいか、というので、見てみたいと答える。構造物の一部が窓のように開き、中が見える。
内部は、巨大な溶鉱炉になっていて、鉄が真っ赤に焼けている。
なぜ、自分がここにいるのか、わからなくなっている。