グーグルセンセイの翻訳能力

自分の書いた英語をグーグルセンセイに日本語訳してもらった。

実用レベルにはほど遠いというのが率直な感想だ。いくつか具体的な翻訳を読みながら問題点を指摘したい。例えば、英語とドイツ語であれば、単語はおおむね一対一対応しているのかもしれないが、英語と日本語の場合には文脈によって翻訳する言葉を変えなければならない。


<原文>
Recently I have tweeted in English and written journals on my weblog in English and Japanese.

最近、私は英語でつぶやいたが、私の雑誌を書いて ウェブログ 日本語と英語。

最近、ツィートは英語で、ウェブログは英語と日本語で書いている。
ウェブログ上の「日記」という意味で”journal”という言葉を使っているが、Googleは機械的に”雑誌”と訳してしまっている。
複文、特に、関係代名詞などを使った複雑な構文は、適切に翻訳することができない。

<原文>
I understand the English grammar that I learned in school at least, but when I write something in English I actually don't know which is suitable "a" or "the".

私は私は、少なくとも学校で学んだとき、私は私が実際には""または""適しているかわからない英語で何かを書いて英語の文法を理解しています。

一応学校で習った文法で基本的なルールは理解しているはずだけど、実際には、ここは"a"なのか"the"なのか判断つかないことも多い。
Google訳では、日本語としての語順になっていないので、この文章だけ取り出してみるとまったく理解できないし、意味を推測することすら難しいだろう。
頭からそのまま訳せばいいシンプルな構文の場合は、比較的うまく翻訳してくれる。

<原文>
I can't accept any of those words completely, but I guess that "understand" is most appropriate.

私は完全にそれらの単語のいずれかを受け入れることができないが、私は"理解"最も適切だと思います。

どの単語もいまひとつしっくりこない。しいて言えば"understand"かなと思う。
完璧な翻訳ではないが、意味は推測できる。
逆に、頭からそのまま訳したために、不自然な日本語になってしまった場合もある。

<原文>
I looked up "sympathize" in a thesaurus, and I found the following words.

私はシソーラス共感"の"見て、私は言葉を見つけた次の。

シソーラスで"sympathize"をひくと、次のような単語がでてくる。
日本語の訳文が、日本語として成立していないことも多い。MS-Wordのスペルチェックのような校正機能を通して文法をチェックすれば、もう少し読みやすくなるように思う。

<原文>
I like Linus in the comic "Peanuts", because I can understand what he feels and thinks of.

私の好きな ナスを の彼が何を感じていると考えて理解することができますのがあるので"漫画ピーナッツ"。

私は「ピーナッツ」のライナスが好きだ。彼の感じること、考えていることが理解できるから。
それほど複雑な文章ではないと思うが、なぜ、このような翻訳になってしまうのか意味不明である。「だ、である」調と「です、ます」調の混在も気になる。
英語と日本語を翻訳する場合、直訳することでは不十分で、その意味を咀嚼した上で、日本語らしい文章を組み立てなければならない。ソフトウェアによってそこまで実現するのはなかなか難しいのだろうか。
英日、日英の翻訳を上手くできるサービスがあれば、教えてもらいたいと思う。
<追記>
ウェブの翻訳サービスの比較をしている記事がありました。Googleの評価が低く、Yahooの翻訳の評価が高いですね。
http://ch00917.kitaguni.tv/e228590.html