ワークパッケージ、ユーザーストーリー、チケットの粒度に関する天啓について

思いついたことを忘れないうちに備忘的に書いておこうと思う。
WBSを作るときに、どの粒度で作るべきか迷うことが多い。教科書的にな本を読んでも、ある程度の目安を示しているけれども、結局はプロジェクトの特性に依存する、ということになっている。しかし、どういう特性にどのように依存しているのかが示されていないから、結局は当てずっぽうで粒度を決めることになる。同じように、アジャイルでのユーザーストーリーの粒度(Redmineを使う場合、チケットの粒度)をどのように決めているのかよくわかっていなかった。
が、天啓が降ってきて、すっきりしたような気がした。
アジャイルでは、イテレーションの単位で実際に動くソフトウェアを完成する。だから、ユーザーストーリーの最大の粒度は、イテレーション内で完成できる単位ということになる。イテレーションとはなにか、ということを考えると、結局、オーナーに対して進捗、成果を報告する単位、サイクルということだと思う。そうであれば、ウォーターフォールの開発においても、オーナーがプロジェクトの進捗を確認する期間・サイクルがWBSにおけるワークパッケージの最大の粒度になるということだ。
言い換えれば、管理したいサイクルの粒度、日次で管理すれば日次、週次で管理すれば週次、月次で管理すれば月次がワークパッケージ、ユーザーストーリー、チケットの最大の粒度ということになる。
さらに、そのワークパッケージを細分化する必要が生じることがある。それは、ワークパッケージの責任者は一人に特定される必要がある。管理のサイクルでワークパッケージを作った時、その中に複数の要素が混ざっていて、責任者が複数になってしまった場合、責任者が一人になるまでワークパッケージを細分化する必要がある。
天啓をまとめてみよう。

  • ワークパッケージ、ユーザーストーリー、チケットは管理サイクル(アジャイルではイテレーション)の期間より短い時間で達成しうるまで細分化すべし
  • 上記の細分化をした後、責任者が複数になってしまうワークパッケージがあれば、責任者が一人になるまで細分化すべし

いや、もう、みんなわかりきっていることかもしれないけれど。