独学
最近取り組んでいる語学の習得、資格取得、エクササイズなど、学校に通って教育を受けるのではなく基本的には「独学」でやっている。
どのような教育を受けたとしても、最終的には自分が習得しなければならないし、その習得の瞬間は「独学」になると思う。
例えば、語学を習得するには、ボキャブラリーを増やさなければならない。どれだけ優れたボキャブラリーを増やすメソッドがあったとしても、結局のところ自らボキャブラリーを記憶するというステップは外せない。
日本の公教育における英語教育は批判されることが多い。確かに、40人クラスで語学の教育をするのは難しいと思うし、理想的な教育が実現している訳ではないと思う。もちろん、教室で英語の授業を受けているだけでは実践的な英語の運用能力は身につかない。しかし、今の自分の英語習得までの過程を思い起こすと、公教育での英語教育はそれなりに役立っていると思う。それだけでは英語をマスターできないけれど、マスターするために大いに助けになるし、また、教室以外での「独学」の時間もなければマスターはできない、ということなのだろう。
仕事をしながら何かを習得しようとするなら、自分の仕事と生活のなかで実現できるような学習方法を見出さなければならない。独学ならば自分だけのためのオーダーメイドの学習方法を組み立てることができる。現代は、独学用の教材も充実しているし、インターネットではさまざまツールやマテリアルが無償や廉価に提供されている。自分が若かった時代と比べると、独学環境は遥かに整っている。
とはいえ、独学だと、その分野の非常に基本的な点を理解せずに見落としてしまう危険性がある。また、初学者の時期は、自分にとって最適なオーダーメイドの「独学」カリキュラムを作り上げるのも難しいかもしれない。
相互学習
「独学」が中心であるけれど、完全に孤立して学習している訳ではない。「学校」という場に通うことはないけれど、いろいろな形態で他者と関わる機会は作っている。
このブログでも何回か紹介しているけれど、語学学習では”Lang-8”という相互学習のSNSにずいぶんお世話になっている。仕組みはシンプルで、学習したい外国語で書いた文章を掲載する。そして、その言葉のネイティブが添削をしてくれる。一方、自分も自分のネイティブランゲージ(日本語)の作文を添削する。
他者の添削をするという「労力」を提供しているけれど、基本的に無料ということも大きな魅力だ。それだけではなく、外国語を学習するというモティベーション共有した人たちが集まっているので、打ち解けやすいいい雰囲気のコミュニティができあがっている。継続的に作文を書き続けるためのモティベーションを維持することはかんたんではないが、コミュニティの支えがあって続けられることもある。
個人レッスン
中国語でSkypeを使った個人レッスンを受けている。
複数の学習者によるレッスンは学習者同士の相互作用があるので一概に否定はできないけれど、やはり個人レッスンは密度が濃いし、カリキュラムをオーダーメイドで作れるメリットは非常に大きい。
誰しも個人レッスンを受けられればよいのだが、コストの問題もあるし、よい先生を個人レッスンに拘束することは難しいだろう。Skypeを使った語学の個人レッスンはコストの面ではすばらしいソリューションだと思う。
確かにSkypeの語学の個人レッスンは、体験的に言うと先生の質のばらつきは大きいよ印象がある。もし、何人かの先生のレッスンを受けて、最後に自分に合ったよい先生を見つけることができさえすれば、学校に通うよりは効率的で効果も大きいだろう。
通信教育
簿記3級の試験準備は完全に独学でやっていたけれど、いま進めている簿記2級の準備は通信教育を試している。オリジナルテキストとそれを解説する動画(DVDも送られてきたが、スマホでも見ることができる)、問題集、合格体験記など。まだはじめて1か月経っていないが、最初に勉強の方法、ペース、計画づくりについて細かい指導があるのが印象的だった。
いままで通信教育を試したことはなかったので、独学と比べてどのくらい効果があるのか確かめてみようと思っている。上にも書いたが、独学だとすごく基本的なことが抜けてしまうことがありそうなので、それを防ぐ効果はあるように思う。
また、簿記2級の試験を受けたら、通信教育の効果をブログで報告できると思う。
コーチング
ハーフマラソンは、セルフ・コーチングで、いちおう目標を達成できた。しかし、ゴルフはどうにも伸び悩んでいる。自分でじっくり練習する時間も必要だけれども、そろそろまたコーチングを受けてみようかなと思う。ただ、スクールに通うのではなく、個人レッスン系(ライザップではない)にしてみようかなと考えている。
コーチングについても、しばらくしたら報告しようと思う。