今年の上半期が終わったので、恒例の振り返りをしようと思う。
総論:ギフトをお返しする
【年初の目標】
- 自分の人生から得た「ギフト」をさまざまな場面でお返ししていく
- 一緒に働いているメンバーが自分の「得意」を活かす環境づくりとアドバイスをする
- 退職後を見据え、自分の「ギフト」をお返しする方法、ネットワークについて考え始める
昨年の10月から仕事での自分の担当範囲が広がった。単純に、今の担当範囲をきちんとマネジメントすることはやや自分の能力を超えていると感じる。さらに、その担当範囲のなかでいろいろな出来事があった。対処すべきことも多かったし、また、情緒的に深く揺さぶられることもあった。
ここ数年は、いわゆる「ライフ&ワークバランス」はうまく調和させることができていたけれど、今直面している状況を乗り切るために、「ライフ」の戦線を縮小し、「ワーク」に重点を置くようやや方向を変えた。また、その基礎となる心身のコンディションを保つための取り組みは、しっかり継続していこうと思っている。
自分の能力を超えるミッションが与えられ、それをなんとかこなそうとすること自体、「ギフト」をお返しする、ということではあるのだろう。
一緒に働いているメンバーがそれぞれの「得意」なことを活かす環境づくり、アドバイスについては、十分実現できているとは言えない。10月以降、メンバーとコミュニケーションをするなかで、ひとりひとりの「得意」なことは見えてきたように思うが、それをうまく組み合わせることはできていない。複雑なパズルを解くことに似ていて、答えが見えない。しかし、この10月に組織改編の機会があるので、それに向けてしっかり考えていきたい。
退職後に向けた取り組みは、今は優先順位を下げている。
ルーティーンのキープと体調維持
【年初の目標】
フィジカルな面でのルーティーン、例えば、朝起きる時間、食事の時間、寝る時間、エクササイズはキープできている。また、エクササイズも過剰にならないように、疲れたときは休むことができている。
知的な面では、戦線を縮小して(詳しくはこれから下の方に書く)仕事へ注ぐメンタルなエネルギーを保つようにしている。
自分の能力を超えていることをしている自覚はあるので、調子が下がることがままある。大きな谷に落ちないように、いまのところは「それなりのピッチング」で乗り切れていると思う。
ただ、時として、こういう「それなりのピッチング」を続けることへのモティベーションがさがっていることに気がつくことがある。当面、今の状況が継続することが予想されるので、モティベーションの管理は大きな課題になってくるだろう。
仕事での挑戦
【年初の目標】
- いっしょに仕事をしている人たちの話をしっかり聴く、そして「得意」を活かすことができる環境を作り、アドバイスをする
- ペーパーレスを実現するためのサービスを立ち上げる
組織のマネジメントの観点からは、構造的な問題を把握することができたが、次々と起きる個別の課題への対処をするのが精一杯で、構造的な問題を解決するための取り組みまでは手が回らなかった。
また、担当部署の人数が急激に増えたこともあり、ひとりひとりの話を十分は聴けていない。これは物理的な時間の制約もあり、やり方は考える必要はあるだろう。
メンバーを観察しながら思うことだけれども、結局、マネージャーとしてできることは環境を整えることまでで、そこから先は個々のメンバーを信頼して任せ、話を聴きながら成果を待つことなんだろうと思っている。
ペーパーレスを実現するためのサービスは、こつこつと一つずつ導入を進めている。これは、このペースで続けていきたい。数年後から振り返ると、かなりペーパーレス化が進んだことに気がつくことになるだろう(数年後にはその環境があたりまえになって、以前の状況を忘れてしまうぐらいに自然な感じで定着していると、よりよいかもしれない)。
プライベートでの挑戦(フィジカル)
【年初の目標】
- ランニング:質の高い練習をして、1,500mで6分を切る、フルマラソンでサブ4を実現する基盤をつくる
- ゴルフ:安定して100を切る基盤を作る
- 動ける身体を維持する
在宅勤務の日の朝を中心にランニングをしている。仕事が忙しくなると出社日が増えてランニングの回数が減る。トータルで見ると、去年と概ね同じぐらいの距離を走ることができているので、悪くないと思っている。
気持ちの良いペースで走るだけではなく、インターバル、坂道ダッシュ、ビルドアップを取り入れていろいろなペースで走るようにしているが、走力向上にどこまで効果があるかはわからない。
新型コロナウイルス流行の影響で、レースがあまり開催されていないため、今の実力を検証する機会がないが、この冬はある程度レースも再開されるだろうし、そこでトレーニングの成果を見てみたい。
ゴルフは、今年はまだラウンドしていない。練習は継続している。ラウンドをしないことを逆に活かして、スイングをかなり改造している。練習場では、ナイスショットしたときのショットの質は改善しているけれど、まだ安定してナイスショットをできるようにはなっていない。だから、実際にラウンドしたときスコアが改善するかどうかはわなからない。
ゴルフも今年の秋から冬にかけてラウンドをすることになると思うので、そのなかで検証してみたい。
いまのところは動ける身体は概ねキープできてると思う。
プライベートでの挑戦(インテレクチュアル)
【年初の目標】
- 中国語のレッスンとHSK5級受験の準備、中国語の本を読む
- 英語のレッスンとTOEIC Speaking & Writing受験、英語の本を読む
- 手話の学習継続とボランティアの実践
この領域は戦線縮小している。新型コロナウイルス流行の影響もあり、語学のレッスンは中止している。また、仕事へエネルギーを集中するために、日々の独習も縮小していて、通勤のときに中国語と英語の音源を聞くぐらいにしている。
また、地元自治体の手話講習会は中止しているので、これもテレビの手話講座を見ながらキープに努めている。
余裕ができたときに再開するため、最低限の学習を継続することを目標とする。
文化の取り組み
- (機会があれば)大航海時代と国際化された中華世界を追いかける
実際に旅行することはできないけれど、中華世界は注視し、ぼつぼつ本を読んでいる。
気軽に海外にでることはしばらく難しいかもしれないから、新型コロナウイルスがおさまってきたら、まずは国内で中華世界の影響を受けている土地に足を運んでみたい。
家庭の取り組み
- キッチンとダイニングのリノベーションの準備
- 料理のバリエーションを増やす
ダイニングの片隅に机を置いて在宅勤務をしているので、その環境とあわせてダイニングキッチンのリノベーションはしたいと思っているが、検討、準備は先送りしている。
家で食事をする機会が増えたこともあり、料理のバリエーションは着実に増えている。昨年から引き続き中華料理を中心としていろいろ試している。
その上で固執しない
今年は状況の変化があり、キープするところはキープして、ペースダウンするところはペースダウンすることができている。その意味で、固執しないでいられると思う。
下期に向けて、仕事の面で、メンバーがより働きやすい環境を整備しなければ、それがいちばん重要な目標と考えている。