恒例となった来年の抱負を書こうと思う。
以下は、昨日まとめた今年一年の振り返りである。これを基礎として、抱負を考えていきたい。
総論:職業の仕上げを見据えたシフトチェンジの年
振り返りにも書いたが、いま勤めている会社の定年まであと5年となった。その後は、希望すれば5年間、シニアとして雇用は継続されるが立場は変わる。
現在、来年10月に向けて、新しい組織の設計、検討が進められている。おそらく、定年までの5年間は、その新組織に関わっていくことになるだろう。その意味で、この組織の形が決まる来年9月までの期間で、自分の職業生活の仕上げのあり様見えてくる。また、よりよい仕上げをするには、この新しい組織の設計、検討によい形で貢献することが重要だ。
また、新型コロナ禍をきっかけとして、生活、職業の両面で大きな変化があった。また、この新型コロナ禍が収束した後、もう一段階の変化があるだろう。定年後の生活はまさにこの新型コロナ収束後の世界で過ごすことになる。
来年は、この二つの変化に適応していくための基盤づくり、シフトチェンジの一年になると考えている。
生活:ルーティーンのキープと体調維持
この目標はここ数年不変のものである。
どのように環境が変化しても、心身の調子の維持が最重要であるし、そのためには適切なルーティーンのキープが効果的だ。もちろん、そのルーティーンも継続して改善していくこと。
今年の夏には体調を崩したし、また、回復力も徐々に落ちているように感じている。現在の体調に見あったルーティーンを無理せず守っていきたい。
職業:定年前の最後のミッションに向けた組織づくり、環境づくり
- 10月以降の新組織の立ち上げ
- 継続したリモートワークを中心とした業務の基盤整備
現在、10月以降の新組織の立ち上げ、リモートワークを中心とした業務の基盤整備(システム開発とそれを支える業務のあり方、体制の整備)に関わっている。これらを今後5年間を見据えてよりよいものにすることが、会社に対する貢献でもあり、自分の定年前の最後のミッションの成否に関わってくる。しっかり取り組んでいきたい。
生活:定年後の生活のイメージ作りとインフラの整備
- 定年後の生活のイメージ作り
- 生活のインフラ整備計画づくり
今年、料理のバリエーションを増やしてきた。これまでも、これに限らず徐々に家庭内でできることを増やしてきた。また、好きなことを中心として、なるべくシンプルで機能的な生活スタイルを実現するため、ムダなことを減らしてきた。そういう営みを続けることで、少しずつ定年後の生活のイメージの輪郭が見えてきている。来年も、そうした方向に進んでいきたい。
また、今住んでいるマンションも築25年となり、少しずつリノベーションを進めてきた。機能的な生活の基盤として、特に、キッチンのリノベーションが重要になる。来年はその方向性の検討を進めていきたい。
フィジカル:継続すること
- 動ける身体を維持する
- ランニング:ハーフマラソンを完走できるコンディションを維持する
- ゴルフ:安定して100を切る基盤を作る
- ハイキング:ハイキングを楽しむ
フィジカル面での最大の目的は、動ける身体を維持することである。これまでは、身体能力の向上を目指していたが、むしろ年齢なりのコンディショニングを主体に考えていこうと思っている。
ハーフマラソンの大会の一般的な制限時間は2時間30分だが、この制限時間内で走り切る走力をどれだけ長く維持できるかを考えて練習をしていこうと思う。
ゴルフについては、目標は今年のものを継続。さすがに今の状態を維持するのではなく、まだあと一歩向上の余地があると考えている。その可能性を追求したい。
以前、ランニングの延長で、トレイルランニングの大会に参加したことがあった。ロードより自然のなかを走るのは楽しかったが、危険性も高いと考え、結局断念することにした。今年、家族で何回かハイキングをしたが、これはこれで楽しく、来年はもう少し本格的に取り組みたいと考えている。
語学:継続すること
- 中国語:これまで学んだ中国語の運用能力の向上
- 英語:トレーニングの継続
来年は職業にかけるエネルギーを増やす必要があるので、語学については、継続することを中心に考え、中国語と英語にしぼり、手話は中断することにした。
中国語は、現在、HSK4級に合格したレベルである。HSK5級をめざすには、語彙を本格的に補強する必要があるが、それだけの時間を割くことは難しい。現在の中国語のレッスンを継続しながら、ここまでに学習した語彙、文法をスムーズに運用するための練習に注力したい。
英語も現在のレベルを維持するための実践的なヒアリング、リーディングと、スピーキングの基礎トレーニングを継続しようと思う。
趣味:移動する人々を追いかける、古典を読む
- 移動する人々を追いかける
- 古典を読む
これまで「大航海時代を追いかける」という目標を掲げてきたが、よく考えてみると、大航海時代に限らず「移動する人々」に興味があることに気がついた。例えば、華僑華人のネットワークや、沖縄からハワイへ移住した人々の歴史など。これは、これからも変わらず追い続けるテーマでありつづけるだろう。
今年も少しずつ古典、特に、政治哲学系のものを読んだ。その流れで、近現代の政治哲学の古典と、あと、やや西洋近代文学の古典にも手を広げてみたいと考えている。
柔軟に対応する
いま、自分にとって新しい段階の入口を入ったところだと感じている。状況の変化もあるだろうし、先の見通しができず試行錯誤をすることも多いだろう。あまり目標、計画に固執せず、柔軟に対応していきたい。