奥野宣之の「情報は1冊のノートにまとめなさい」を読んだ。
私は、スケジュールとTODO管理のためにシステム手帳を、備忘録のためにA5のノートを使っている。特に、システム手帳はかさばる上、ノートに比べるとリングが邪魔になって書き込みにくく、散逸しないようにリフィルをファイルするのも面倒で、できればこの二つをノートに一元化できないかと思っており、この本を読んだ。
結論から言うと、残念ながら、スケジュールと備忘録の一元化問題にはこの本は答えていなかった。この本では、スケジュール管理は自作のスケジュール表をノートに挟み込むという形をとっており、結局、この二つが一元化されたとは言えない。
この本を読む個人的な目的は達成されなかったけれど、参考になるところもあった。備忘録を一元化すべきという筆者の主張には賛成できるし、すでに実行していえる。福田和也も「ひと月百冊読み、三百枚書く私の方法」で、ノート1冊に一元化することを主張していた。
また、筆者は、備忘録用ノートの索引をPCのテキストファイルで作っているという。たしかに、備忘録も数冊であれば、パラパラとめくればだいたい何を書いたか思い出すけれど、十冊以上になると本棚の肥やしになってしまう。索引を作っておけば、簡単な読書リスト、行動記録にもなるので、良いかもしれない。問題は、それだけの几帳面さが続くかどうかである。
当面、システム手帳はかさばるからやめて、最低限のスケジューリングができる薄い手帳と、それ以外は一元化した備忘録の二本立てで行こうかと思っている。
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