感動的なコーヒーの味

最近、毎朝工夫をしながらコーヒーを淹れている。わが家の定番のコーヒーを求めているが、なかなかたどり着けない。

コーヒーを工夫するようになったきっかけは、感動的なほどおいしいコーヒーを飲んだことだ。それをなんとか再現したい。

以前、鎌倉三十三観音めぐりをしていた。そのころ、季節ごとに鎌倉を訪れていた。ある時、 お寺をめぐる前に、小町通りの奥にある café vivement dimancheというお店でコーヒーを飲み、これが感動的においしかった。特に、口の中にコーヒーの香りが残り、その日はコーヒーの香りを感じながら巡礼していた。

https://m.facebook.com/pages/category/Cafe/caf%C3%A9-vivement-dimanche-138167602895001/?locale2=ja_JP

サードウェーブコーヒーが登場して、コーヒーの品質のレベルも上がったし、味と香りのバラエティが広がって、自分好みの味を見つけられる可能性が高くなった。ポートランドに旅行した時訪れたスタンプタウンコーヒー(最近、京都に出店したそうなので行ってみたい)には感動して通ってしまったし、ブルーボトルコーヒーも、毎回ではないけれどはっとするような味のことがある。

https://www.stumptowncoffee.com/

https://bluebottlecoffee.com/

夏休みに行った白馬のSatoru coffeeで飲んだイルガチェフェ、それもアイスコーヒーが驚くほどおいしかった。また、Satoru coffeeで買ったイルガチェフェの豆と善光寺門前町にあるforget coffeeで買ったルワンダの豆をブレンドして淹れたコーヒーが絶妙だつた。

https://m.facebook.com/satorucoffee.hakuba/?locale2=ja_JP

https://foretcoffee.thebase.in/

YouTubeを検索するとコーヒーの情報が溢れかえっている。いろいろ観ながらコーヒーの淹れ方、豆の選び方を工夫している。(コーヒーを愛しすぎた男 岩崎泰三の動画が参考になった)それなりにおいしく淹れられるようにはなってきたけれど、感動的な味を再現するのは難しい。

https://youtube.com/channel/UCeINwQHFhHwXNZ4_nNBiIQg

まだまだコーヒーの旅は続きそうだ。

 

中国の日本語学習ブーム

緊急事態宣言が終わり、新型コロナの流行が治まっているので、中国語のレッスンを再開した。

国語学習に費やす時間とエネルギーをなかなか割けないので、隙間時間を活用しようと思い、HelloTalkというランゲージエクスチェンジアプリを始めた。

https://www.hellotalk.com/

以前、Lang8というランゲージエクスチェンジサイトで3年間英語のブログを書いていたことがあり、かなり効果があったし、いろんな人と知り合えて楽しかった。

https://en.m.wikipedia.org/wiki/Lang-8.com

このときは、PCを開いてまとまった文章を書いていた。今回はスマホのアプリということもあり、2〜3行ぐらいの短い文章を、しかし、毎日ポストしている。どれだけ続けられるかわからないけれど、一年も継続できれば、かなり効果があるように思う。

中国語の作文を添削してくれる中国人の日本語学習者を見つけるのはわりと簡単だ。最近の中国では日本語学習ブームだというが、そのことを実感する。

ただ、彼らは20代、場合によっては10代なので、ジェネレーションギャップが大きい。添削はしてくれるものの50代の社畜(この言葉は中国でもそのまま通じる)の愚痴日記を楽しんで読んでくれているのだろうか?

 

 

チーオンが熱くなってきた

テラワーダ仏教の話を書いて思い出したことを書こうと思う。

大学の専攻は文化人類学だったが、その頃読んだ本の中でよく覚えているもののひとつに青木保「タイの僧院にて 」がある。

自宅の蔵書は、今ある本棚を溢れないようにしていて、定期的に整理して売っている。この本は、学生時代からの整理に生き残り今でも本棚に並べられている。

青木保は大先生だけれど、この本はまだ大先生になる前の若き青木保が「タイの僧院」で一時僧になったフィールドワークの記録である。

自分がテラワーダについて初めて知ったのはこの本はだったけれど、自分に限らずこの本を読めばテラワーダに共感すると思う。

この本のなかで印象に残っている言葉の一つに「チーオンが熱くなってきた」がある。「チーオン」とは僧衣のことで、出家者である僧侶が、自らが戒律を守れなくなってきたように感じたことを意味している。

タイのテラワーダの戒律は常識的で特別に厳しいものではない。それだからこそ出家者、僧侶は、戒律を厳密に守る。しかし、長年僧侶していると、その戒律を守ることが難しくなることもある。そのときは「チーオンが熱くなってきた」と言って還俗することで、戒律を守る。また、出家をすることもあるし、しない場合もある。

会社員生活も似ていると思う。会社生活は、一日も続かないほど厳しい訳ではない。しかし、長年続けていると「チーオンが熱くなる」ことがある。

そして、今また、チーオンが温まってきたという感覚がある。

テラワーダと大乗

仏教をテーマとしたPodcastを聴きながら、自分の仏教への考え方を書いてみたくなったので、久しぶりにブログを書いてみよう。

a scope ~リベラルアーツで世界を視る目が変わる~:Apple Podcast内の#13 実は極めて論理的。「仏教」の世界へようこそ(ゲスト:松波龍源さん)

このPodcastに話をしている松波流源というひとは真言宗の僧侶であるため「小乗仏教」という言葉を使っているが、最近は「テラワーダ」と呼ばれている流れの仏教に自分は共感している。もう少し正確に言うと、中村元先生が翻訳しているおそらくブッダその人の思想が伝わっている初期仏教の経典に共感している。

ブッダは厳しくて誰もが目を背けたくなる、しかし、真理といか言いようがないことを語っていると思う。

ブッダの教えの目的は、そのような厳しい真理を理論的になだけではなく、身体的、心理的にも腑に落ちる形で理解することである。

これは、極めて難しい。ブッダの教えは厳しすぎる真理であり、自分を含め多くの人は、理屈としてわかっても、自分の中に落とし込むことはできず、多くの人がブッダの教えを否定したり、ねじ曲げたりしてしまう。ほぼあらゆる人が一生涯のなかで悟りに至ることはできない。その意味では、実践的な意味では極めて救いのない教えに見える。

ただ、ブッダの生きていた時代、地域では、輪廻が信じられていた。だから、今この生で真理を理解できなくとも、長い輪廻を通じて悟りに到達すればいい。今この生では、次の生に向けて少しでも真理に近づければよい。それでこの生には意味があったことになる。

しかし、そんな仏教が輪廻の概念がない中国に持ち込まれると、本質的に変質する。輪廻の概念がなければ、仏教は本当に救いのない宗教になってしまうし、大多数の人にとってこの生は苦しみに満ちているだけで、意味のあるものではなくなってしまう。

このため、ブッダの教えをねじ曲げて、救いがあるかのような教えを付け加える。ブッダ以外にもをさまざまな仏がおり、これらの仏が人々を救ってくれるという教えを付け加えた「大乗仏教」が生まれる。

しかし、ブッダ本人は真理の教えを説いたけれど、その真理の教えを理解することはそれぞれの人が自ら掴むしかないと考えていた。それを、仏という他者が救ってくれるという考え方を導入したことで、「大乗仏教」はもはやブッダと教え「仏教」とは言えないと思う。

親鸞は典型的で、自力で悟りを得ることを目指したが、真剣に修行を突き詰めれば突き詰めるほどその困難さに気づき、修行に挫折して、阿弥陀仏に帰依する。
しかし、である。輪廻を信じない社会では、ブッダの教えは救いがない。だからといって、ブッダの教えそのものの真実性は揺るがないように思える。だから、阿弥陀仏のように、もともとのブッダの教えになかった、人々を救う存在を導入するのはご都合主義に見える。

テラワーダの出家者、僧侶は、自らの悟りを目指すもので、在家の人々を悟りに導くわけではない。大乗仏教の僧侶は、在家の人々を救うことを目指している。これは、ブッダが不可能と言っていたことをできると思い上がって考えているのではないか。
今の日本仏教のあり方は、ブッダの教えからは大きく離れている。仏教をブッダの教えという意味にとらえるならば、もはや仏教ではない別の宗教であるし、別の名前を名乗った方がよい。また、日本仏教の堕落の本質的な原因は、そもそもありえないはずの「他力」の概念の導入にあると思っている。

素朴な疑問だが、ブッダは極端な修行は悟りに結びつかないと明確に否定しているのに、真言宗では激しい修行をする。なぜ、ブッダの教えにあきらかに反していることをしているのだろうか?

2021年上期振り返り:優先順位付けと一時的な戦線縮小

今年の上半期が終わったので、恒例の振り返りをしようと思う。

 

yagian.hatenablog.com

 総論:ギフトをお返しする

【年初の目標】
  • 自分の人生から得た「ギフト」をさまざまな場面でお返ししていく
  • 一緒に働いているメンバーが自分の「得意」を活かす環境づくりとアドバイスをする
  • 退職後を見据え、自分の「ギフト」をお返しする方法、ネットワークについて考え始める

昨年の10月から仕事での自分の担当範囲が広がった。単純に、今の担当範囲をきちんとマネジメントすることはやや自分の能力を超えていると感じる。さらに、その担当範囲のなかでいろいろな出来事があった。対処すべきことも多かったし、また、情緒的に深く揺さぶられることもあった。

ここ数年は、いわゆる「ライフ&ワークバランス」はうまく調和させることができていたけれど、今直面している状況を乗り切るために、「ライフ」の戦線を縮小し、「ワーク」に重点を置くようやや方向を変えた。また、その基礎となる心身のコンディションを保つための取り組みは、しっかり継続していこうと思っている。

 自分の能力を超えるミッションが与えられ、それをなんとかこなそうとすること自体、「ギフト」をお返しする、ということではあるのだろう。

一緒に働いているメンバーがそれぞれの「得意」なことを活かす環境づくり、アドバイスについては、十分実現できているとは言えない。10月以降、メンバーとコミュニケーションをするなかで、ひとりひとりの「得意」なことは見えてきたように思うが、それをうまく組み合わせることはできていない。複雑なパズルを解くことに似ていて、答えが見えない。しかし、この10月に組織改編の機会があるので、それに向けてしっかり考えていきたい。

退職後に向けた取り組みは、今は優先順位を下げている。

ルーティーンのキープと体調維持

【年初の目標】
  • 体調維持のためのルーティーンをキープする
  • 疲れたときはムリせずルーティーンを休む
  • 調子のいいときも悪いときもそれなりのピッチング

フィジカルな面でのルーティーン、例えば、朝起きる時間、食事の時間、寝る時間、エクササイズはキープできている。また、エクササイズも過剰にならないように、疲れたときは休むことができている。

知的な面では、戦線を縮小して(詳しくはこれから下の方に書く)仕事へ注ぐメンタルなエネルギーを保つようにしている。

自分の能力を超えていることをしている自覚はあるので、調子が下がることがままある。大きな谷に落ちないように、いまのところは「それなりのピッチング」で乗り切れていると思う。

ただ、時として、こういう「それなりのピッチング」を続けることへのモティベーションがさがっていることに気がつくことがある。当面、今の状況が継続することが予想されるので、モティベーションの管理は大きな課題になってくるだろう。

仕事での挑戦

【年初の目標】
  • いっしょに仕事をしている人たちの話をしっかり聴く、そして「得意」を活かすことができる環境を作り、アドバイスをする
  • ペーパーレスを実現するためのサービスを立ち上げる

 組織のマネジメントの観点からは、構造的な問題を把握することができたが、次々と起きる個別の課題への対処をするのが精一杯で、構造的な問題を解決するための取り組みまでは手が回らなかった。

また、担当部署の人数が急激に増えたこともあり、ひとりひとりの話を十分は聴けていない。これは物理的な時間の制約もあり、やり方は考える必要はあるだろう。

メンバーを観察しながら思うことだけれども、結局、マネージャーとしてできることは環境を整えることまでで、そこから先は個々のメンバーを信頼して任せ、話を聴きながら成果を待つことなんだろうと思っている。

ペーパーレスを実現するためのサービスは、こつこつと一つずつ導入を進めている。これは、このペースで続けていきたい。数年後から振り返ると、かなりペーパーレス化が進んだことに気がつくことになるだろう(数年後にはその環境があたりまえになって、以前の状況を忘れてしまうぐらいに自然な感じで定着していると、よりよいかもしれない)。

プライベートでの挑戦(フィジカル)

【年初の目標】

  • ランニング:質の高い練習をして、1,500mで6分を切る、フルマラソンでサブ4を実現する基盤をつくる
  • ゴルフ:安定して100を切る基盤を作る
  • 動ける身体を維持する

在宅勤務の日の朝を中心にランニングをしている。仕事が忙しくなると出社日が増えてランニングの回数が減る。トータルで見ると、去年と概ね同じぐらいの距離を走ることができているので、悪くないと思っている。

気持ちの良いペースで走るだけではなく、インターバル、坂道ダッシュ、ビルドアップを取り入れていろいろなペースで走るようにしているが、走力向上にどこまで効果があるかはわからない。

新型コロナウイルス流行の影響で、レースがあまり開催されていないため、今の実力を検証する機会がないが、この冬はある程度レースも再開されるだろうし、そこでトレーニングの成果を見てみたい。

ゴルフは、今年はまだラウンドしていない。練習は継続している。ラウンドをしないことを逆に活かして、スイングをかなり改造している。練習場では、ナイスショットしたときのショットの質は改善しているけれど、まだ安定してナイスショットをできるようにはなっていない。だから、実際にラウンドしたときスコアが改善するかどうかはわなからない。

ゴルフも今年の秋から冬にかけてラウンドをすることになると思うので、そのなかで検証してみたい。

いまのところは動ける身体は概ねキープできてると思う。

プライベートでの挑戦(インテレクチュアル)

【年初の目標】

  • 中国語のレッスンとHSK5級受験の準備、中国語の本を読む
  • 英語のレッスンとTOEIC Speaking & Writing受験、英語の本を読む
  • 手話の学習継続とボランティアの実践

この領域は戦線縮小している。新型コロナウイルス流行の影響もあり、語学のレッスンは中止している。また、仕事へエネルギーを集中するために、日々の独習も縮小していて、通勤のときに中国語と英語の音源を聞くぐらいにしている。

また、地元自治体の手話講習会は中止しているので、これもテレビの手話講座を見ながらキープに努めている。

余裕ができたときに再開するため、最低限の学習を継続することを目標とする。

文化の取り組み

  • (機会があれば)大航海時代と国際化された中華世界を追いかける

実際に旅行することはできないけれど、中華世界は注視し、ぼつぼつ本を読んでいる。

気軽に海外にでることはしばらく難しいかもしれないから、新型コロナウイルスがおさまってきたら、まずは国内で中華世界の影響を受けている土地に足を運んでみたい。

家庭の取り組み

  • キッチンとダイニングのリノベーションの準備
  • 料理のバリエーションを増やす

ダイニングの片隅に机を置いて在宅勤務をしているので、その環境とあわせてダイニングキッチンのリノベーションはしたいと思っているが、検討、準備は先送りしている。

家で食事をする機会が増えたこともあり、料理のバリエーションは着実に増えている。昨年から引き続き中華料理を中心としていろいろ試している。

その上で固執しない

今年は状況の変化があり、キープするところはキープして、ペースダウンするところはペースダウンすることができている。その意味で、固執しないでいられると思う。

下期に向けて、仕事の面で、メンバーがより働きやすい環境を整備しなければ、それがいちばん重要な目標と考えている。

2021年の抱負:「ギフト」をお返しする

さて、2020年の振り返りをしたところで、2021年の抱負を書いていこうと思う。

 

yagian.hatenablog.com

 総論:ギフトをお返しする

  • 自分の人生から得た「ギフト」をさまざまな場面でお返ししていく
  • 一緒に働いているメンバーが自分の「得意」を活かす環境づくりとアドバイスをする
  • 退職後を見据え、自分の「ギフト」をお返しする方法、ネットワークについて考え始める

今年、会社生活、勤続30周年になった。今の定年が延長されない限り、勤続40周年を迎えることはない。勤続20周年のときはちょうど会社生活も折返しという意識があったけれど、今回の勤続30周年では、明らかに会社生活の最終コーナーに差し掛かっていると感じている。

職業生活に限らず、読書をするときも、もうこの先人生で読める本も限られているから、自分にとって意味がないものに対して無駄撃ちはできないなと思う。また、趣味についても、興味が湧くことはいろいろあるが、今の人生では手を出している時間はないと思うことも増えている。自分のなかでは、そういうことを「来世のために取っておく」と呼んでいる。

最近は、他者も自分も多少は客観的に見ることができるようになってきた気がしている(思い込みも多分にあるのだろうけれど)。そして、他者の得意なところ、不得意なところ、自分の得意なところ、不得意なところも見えてきた(もちろん、得意、不得意というのは環境に依存したもので相対的なことだし、また、ある程度時間をかけることで成長することはできる)。そして、得意なところの多くは、与えられた環境やさまざまな人の支援で習得できたことで、結局それらは「ギフト」なんだと思う。

そろそろ、そういった「ギフト」をお返しする人生の時期に差し掛かっているのだろう。

短期的には、これまでのさまざまな経験を生かして、いっしょに仕事をしている人たちの話をしっかり聴いて、それぞれの人が自分の得意なところを発揮できるような環境を整え、アドバイスをすることができればよいと思っている。

中期的には、定年退職後、自分がどのように役に立てるか、「ギフト」をお返しできるか、そろそろ今後の方向性を考え、ネットワークを作り始めることに着手しようと思っている。

ルーティーンのキープと体調維持

  • 体調維持のためのルーティーンをキープする
  • 疲れたときはムリせずルーティーンを休む
  • 調子のいいときも悪いときもそれなりのピッチング

例年と変わらずルーティーンのキープと体調維持を目標に掲げたいと思う。

今年は新型コロナウイルスの流行を発端としてさまざまな変化があったけれど、こういった変化に対応するにも基盤としてのルーティーンと体調維持が重要だということを再確認した。

これまで体調の波はあり、いい時期と悪い時期があった。気をつけていても、体調が維持できないこともあるだろうと思う。しかし、可能な限りは心身の体調を維持することを心がけることを基礎としていきたい。

仕事での挑戦

  • いっしょに仕事をしている人たちの話をしっかり聴く、そして「得意」を活かすことができる環境を作り、アドバイスをする
  • ペーパーレスを実現するためのサービスを立ち上げる

 今年の振り返りに書いたように、10月から所管の範囲が広がった。3か月で状況はおおむね把握できたと思う。課題は山積しているけれど、これまでと同様、まずは話をしっかり聴くことから始めようと思う。

マネジメントをしていると、状況、原因は理解できるけれど、すぐには解決できない課題に突き当たることも多い。もしかしたら、状況、原因を理解することが課題の解決の前提ではなかったり、そもそもその課題を解決しようとすること自体が誤りということもあるのかもしれない、という気もすることがある。しかし、愚直に話を聴き、理解をし、その上で、各人の「得意」をうまく組み合わせることができる組織を目指して進んでいきたいと考えている。

新型コロナウイルス対応でリモートワークが一気に進捗した。私の勤めている会社は、かなりリモートワークに適応できる業態であり、かつ、そのための基盤整備も進めていたと思う。それでも、「紙」を扱う業務については、リモートワークに十分適応できる形態になっていないし、このことによる歪みが一部の人たちの負担になっている。この点を解決すべく、新しい社内サービスをいくつか立ち上げていきたい。

プライベートでの挑戦(フィジカル)

  • ランニング:質の高い練習をして、1,500mで6分を切る、フルマラソンでサブ4を実現する基盤をつくる
  • ゴルフ:安定して100を切る基盤を作る
  • 動ける身体を維持する

 今年は、ランニングもゴルフも新型コロナウイルスの影響で「本番」が少なかった。おそらく来年も本格的には再開されないだろう。そこで、いずれも再来年以降を目指した基盤づくりをじっくりしようと思っている。

これまで日常的にしてきたランニングは、ばくぜんと気持ちがいいペースで気持ちのいい距離を走るだけだった。今年、1,500mのレースに出て楽しく、記録を向上させたい、という気持ちが湧いてきた。

そうなると、気持ちがいいペースで走っているだけでは記録向上は実現しないだろう。また、一方で、怪我をしないことは大前提だと考えている。だから、むやみに練習量を増やすことはできない。一回、一回の練習の目的、例えば、スピードの向上、心肺機能の向上、距離への耐性の向上を明確にして、練習の質を高めていきたい。

矛盾した目標ではあるけれど、まずは1km4分、1,500m6分を切るスピードを付けること、そして、再来年にはフルマラソンでサブ4を狙える走力をつける基盤を作りたい。

ゴルフもラウンド数は限定されると思う。再来年にラウンド数が増えたとき、基礎となるスイングはしっかり固めておきたい。今年の練習を通じて、おそらくスイング自体はよい方向に変化はしていると思うが、毎回試行錯誤をし続けていて、こう振れば良いという標準にはたどり着けそうでつけなかった。そこをしっかり身につけていきたい。

そして、基本は動ける身体を維持することなので、オーバーワークをして怪我をすることがないよう、休養をしっかり取りながらルーティーンを維持していきたい。

プライベートでの挑戦(インテレクチュアル)

  • 中国語のレッスンとHSK5級受験の準備、中国語の本を読む
  • 英語のレッスンとTOEIC Speaking & Writing受験、英語の本を読む
  • 手話の学習継続とボランティアの実践

知的な側面では、中国語、英語、手話の3つも継続していきたい。

中国語に関して、今年は基礎固め、つまり、語彙の習得と、発話・ヒアリングの基礎的なトレーニングに終始してきた。来年は、その成果を生かしてHSK5級を受験しようと思う。

HSK5級になるとようやく履歴書に書いて意味のあるレベルでもあり、学習のための学習だけではなく、中国語を実用的に使う機会も作っていきたいと思う。中国語の本を一冊しっかり通読したい。

中国語と比較すると、英語の優先順位は一つ下がってしまう。しかし、スピーキングの強化はしていきたい。今年、会社の支援制度を使ってGABAのレッスンを3か月受講して、学習というより気分転換として楽しかったこともあり、今年も時間が許せばレッスンを受けたいと思う。また、結局、今年は英語の本を通読することがなかったので、来年は最低限1冊は読もうと思う。

講習会は中断しているけれど、手話も完全にとぎれないようにしておきたい。手話は、総論で書いた中期的な目標の退職後、「ギフト」をお返しするための入口になる可能性があると思っている。

ボランティアの世界のことはあまり理解していないけれど、手話と英語と中国語がそこそこでき、日本語の文章が書け、普通に会計とITについて理解しており、プロジェクトマネジメントの知識と実践経験があれば、なにかのお役には立てるような気がしている。手話でつながったネットワークをたどって、来年はなにかボランティア活動をしてみたい。

文化の取り組み

  • (機会があれば)大航海時代と国際化された中華世界を追いかける

来年も新型コロナウイルスの影響で、物理的な移動には制約があるだろう。もちろん、機会があれば相変わらず大航海時代と国際化された中華は追いかけていこうと思う。

大航海時代との関連で、国際化された中華世界が気になっている。中国というと、大陸の中華人民共和国がまずはイメージされると思うが、それにとどまらない「中華世界」とでも呼ぶべき広がりがある。わかりやすいところでは、シンガポールや台湾は、大陸の外にある中国人を主体とした国家である。この「中華世界」の成立と大航海時代は密接に関係がある。また、「倭寇」を媒介して日本の海洋世界との関係も深い。

今この国際化された中華世界への入口としては、上述の「倭寇」、現代における中華世界の国際化を扱った賈樟柯の映画、台湾のシティポップバンドが気になっている。中国語も使いながら周辺情報を集めていきたい。

家庭の取り組み

  • キッチンとダイニングのリノベーションの準備
  • 料理のバリエーションを増やす

 ここ数年、わが家を住みやすくするために、水回りのリノベーションをしたり、断捨離をしたりしてきた。ちょうど、リモートワークをするようになり、結果として役立ったところもある。

キッチンとダイニングをリノベーションすれば、この取組も概ね一巡する。繰り返し書いているが、来年はまだ新型コロナウイルスの影響で、計画、予定が立てにくい状況もある。一年かけて情報を収集して、再来年以降のリノベーションの準備を進めていきたい。

今年は中華料理、炒めものと蒸しもののバリエーションを増やすことができた。これも継続して、いろいろ作っていきたいと思う。

その上で固執しない

そして、例によって、目標は立てつつも、状況をみつつ固執しすぎないように、状況をみつつ、適応をすることを心がけていきたい。

2020年の振り返り

さて、恒例の一年の振り返りをしたいと思う。まず、2020年の抱負と上期終了時点での振り返りへのリンクを張っておこう。

yagian.hatenablog.com 

yagian.hatenablog.com

目標の項目ごとに振り返っていく。

総論:継続すること

  • 続けられることを選ぶ(「すべきこと」ではなく「したいこと」を選ぶ)
  • 習慣化する(決まったタイミングで取り組む)
  • 自分の進歩を感じる機会を作る(検定試験を受験する、レースに出るなど)
  • たまには休息する 

今年は仕事において様々な変化があり、繁忙度が高まった。このため、ルーティーンのなかで優先順位をつけて選ぶ必要が生じた。

最近、大袈裟に言うと人生の残りの時間を感じて、やりたいことのすべてはできない、と思うことが多い。今年の課題は、継続すること、ではなく、継続することを選ぶことだった。

具体的に何を選んだのかは、それぞれの項目で書こうと思う。

体調維持

  • 健康維持のためのルーティーンをキープする
  • 疲れたときはムリせずルーティーンを休む
  • 調子のいいときも悪いときもそれなりのピッチング

今年の振り返りでは、新型コロナウイルスの流行については避けることができない。

社会全体で感染症を防止する行動を採った結果、例年と比較して、インフルエンザなどの他の感染症の感染者が激減しているという。自分自身も新型コロナウイルス対策の基本動作を徹底した効果もあったのだろう、今年は風邪やインフルエンザに感染することなく、病気になることなく過ごすことができた。

ルーティーンへは、在宅勤務の導入と業務の繁忙度による影響があった。上半期の振り返りにも書いたが、緊急事態宣言時は、出社する曜日が固定されていることもあり、かなり安定したルーティーンを維持することができた。ランニングの走行距離を見ると、4月、5月が最も多い。一方、新型コロナウイルス対策と業務形態の変化に対応するために、緊急事態宣言直前の3月、緊急事態明けの4月、組織変更などがあった10月に業務のピークがあった。この月の走行距離は明らかに少なくなっており、ルーティーンが守れていない。

とはいえ、業務が忙しくなり疲れたときはエクササイズを休み、ルーティーンを守れるときは守り、結果として業務に支障がないレベルの健康を通年維持できたという意味では、目標は達成できたと思う。

仕事での挑戦

  • 新しいサービスを立ち上げる
  • チーム・ビルディングを進め、相互に信頼しあい、成長を助け合うチームを作る
  • そのために自分自身を変化させる

仕事においては2つの大きな変化があった。

1つ目は、新型コロナウイルス対策により出社が制限され、在宅勤務が増加したことがある。自らの部署の業務のあり方を在宅勤務前提の形に変える必要があり、また、サービスの対象の部署の業務のあり方に変化があったため、それに対応する必要があった。

2つ目は、10月に組織改編があって、自分が所管する部署が広がったことである。今回、コーポレート部門に異動になって三年目になるが、いまのところ、毎年所管する部署の範囲が広がっている。

新型ウイルス対応には、受け身の対応とこの変化を契機とした新しいサービスの立ち上げの2つの側面があった。

全社的には在宅勤務への移行はかなりスムーズだったと思う。もともと在宅勤務の制度はあり、Office365が導入されていたので、在宅勤務の基盤は提供されていた。この状況になり、あっという間にTeamsでのコミュニケーションが自然に行われるようになった。

一方、在宅ではできない出社を要する業務も残っている。自分が所管している部署は、「紙」を扱う業務に対応せざるをえないため、むしろ業務量が増加してしまった。受け身の対応として、部署間の業務分担の調整や派遣社員の雇用などを行った。業務の繁忙度がピークの時期と比較するとある程度落ち着いてきたが、根本的な解決ができたとは言えない。

新型コロナウイルスの流行が収束しても、在宅勤務は定着することは間違いない。そのため、「紙」を扱う業務は最小限にしなければならない。出社が主体だった時は、「紙」を利用する業務も一定の合理性があったから、「紙」をやめて電子に代替することを提案したとき、「紙」の方がむしろ効率的だという主張があった。しかし、この状況になると「紙」を扱う業務の合理性は失われていて、一気に電子化を進めるチャンスになっている。

電子化のための新サービス立ち上げについては、自己評価と他者評価の差は、おそらくかなり大きいのだろうと思う。自己評価としては、これまで様々な事情があって進められなかったことを、この機会を生かしてできる限りのスピードで進めている、ということになるのだが、他者評価としては動きが遅すぎるということになるのだろう。

2つ目の組織の変更については、10月から3か月をかけて、新しく所管することになった部署の関係者とコミュニケーションを深めて、キーパーソンとの信頼関係を構築することと、状況と問題の所在を概ね把握することができたと思う。課題は山積しているが、年明けからは本格的に解決に向けて動き出そうと思っている。正直、かんたんには解決できない根の深い問題も多いが、自分に解決できるかできないかは別として、目をそらさず取り組んで行こうと思う。

周囲の状況、課題が変化するなか、自分自身は変化することができただろうか。これは自己評価が難しい。所管する範囲が広がっているということは、自分の働きぶりをそれなりに評価してくれている人がいるということだろう。責任範囲の拡大に適応することで、結果として自分も変化できていければよいと思っている。

プライベートでの挑戦(フィジカル)

 ここも新型コロナウイルスの影響があり、目標の変更を余儀なくされたところもある。

まず、ランニングについては、1月のハイテクハーフマラソンは完走できたが、その後の大会は中止され、30kmレースにも参加していない。その代わり、11月に1,500mのタイムトライアルに参加し、タイムは6分18秒だったけれど、かなり楽しく走ることができた。

ランニングのデータを昨年と比較すると、昨年の総走行距離は502km、今年は499kmで概ね同水準だった。去年は月によって走行距離の変化が大きく、特に、ハーフマラソンなどの大会に参加した月は距離が伸びている。その代わり、6月から9月前半にかけては、ランニングはオフシーズンにして、この時期はには有酸素運動としてスイミングをしていた。

一方、今年はレースという目標がなくなったこともあり、毎月平均的に走ることができた。特に、去年は、夏をオフシーズンとしたため、秋に調子を上げることが難しかったので、夏もある程度走ることにした。結果としては、やはり暑い時期は調子が上がらず、涼しくなってから徐々に調子を上げていくことになった。いちばん暑い時期はオフシーズンをいれてもよいかもしれない。

ゴルフもあまりラウンドにでることができなかった。練習は緊急事態宣言の期間以外は定期的に取り組んできたので、スイング自体は多少は改善されていると思いたい。ただし、スコアという形で実証されていないので、本当に改善されているかはよくわからない。一方で、淡々と練習していると、意外と、ラウンドより練習自体の方が楽しいかも思わなくもない。

体調の波はあったけれど、動ける身体は維持できていると思う。

プライベートでの挑戦(インテレクチュアル)

  •  英語のレッスンとTOEIC Speaking & Writing受験
  • 中国語のレッスンとHSK5級受験の準備、中国語の本を読む
  • 手話の学習継続

 2月からGABAの英語のレッスンに通い始めた。緊急事態宣言中の中断をはさみ、6月から再開し、合計3か月受講した。8月にTOEIC Speaking & Writingを受験したが、以前と点数は向上していなかった。点数自体は向上していないけれど、3か月レッスンを受けたことで、英語を話す、ということ自体には慣れた実感はある。GABAでのレッスン終了後、オンラインレッスンを始めたが、仕事が繁忙になったため、中国語を優先して、英語のスピーキングの練習は一旦中断している。

中国語は、週1回のレッスンを受けながら、HSK5級レベルの語彙の習得を進めてきた。HSK4級までの単語数は1,200語、HSK5級は2,500語なので、2倍強なので、それなりに時間がかかる。HSK5級用単語集は一周できたけれど、テストの受験までには、あと2周ぐらいはする必要はあるだろう。

レッスンをするなかで、最近は多少言いたいことを言えるようになってきた実感がある。これに比べると、リスニングはまだまだもどかしく、自分が聞き取れない単語があると、先生は板書をしてくれた、ああ、その単語か、と理解するという場面が多い。語彙を増やし、定着させることが最大の課題である。

村上春樹の中国語訳の本は買っているものの、まだ読めていない。これは来年の宿題である。

手話は、豊島区が主催する講習会に参加していたが、これも新型コロナウイルスの影響で中断している。また、会社で聴覚障害者のメンバーと会う機会が減って、手話を使う機会もなかなかない。向上するのは難しいけれど、ここまで覚えた手話を忘れないようにテレビの手話の番組は継続して見るようにしている。

文化の取り組み

今年は、全般的に文化の取り組みは低調だった。仕事、中国語、体調維持の優先順位が高く、読書の時間があまり割けなかったこともある。また、老眼が進み、特に、紙の本を読むスピードは下がったように思う。電子書籍がある本は、電子書籍でなるべくフォントのサイズを拡大して読むようにしている。

そんななかで今年印象的だった本は、カント「道徳形而上学の基礎づけ」と「水滸伝」(岩波少年文庫の抄訳版)だった。ヨーロッパの倫理の基礎はカントにある(それに同意するにせよ、批判するにせよ)ということ、また、「水滸伝」は東アジアの英雄譚の源(元ネタ)になっていることがよく理解できた。

会社の読書会は、集合することができず、Teamsでコメントの交換はあるけれど、実質的に開店休業状態になっている。ロジを引き受けてオンラインの読書会を再開しようかとも思ったが、そこまで手が回らなかった。

家庭の取り組み

  • キッチンのリノベーションの準備
  • 中華料理のバリエーションを増やす

今年は、第一波と第二波の間のタイミングで、トイレのリノベーションができた。ここ数年、家を快適にする取り組みを続けていたことが、ステイホームで家で過ごす時間が長くなる上で役に立ったと思う。新型コロナウイルスの流行がおさまったら、腰をすえてキッチンのリノベーションをしたいと考えている。

今年は家で料理をしている人が増えていると思うが、その例にもれず、料理をする機会が増えた。去年の年末、上海に旅行したことに刺激され、中華料理のバリエーションを増やすことができた。炒めものは、具材を切りそろえさえすれば、その後は短時間で完成するから、手軽な時短料理だと思う。また、包子や焼売や蒸し料理も慣れてきた。

その上で固執しない

冒頭にも書いたが、新型コロナウイルスと仕事上の変化の影響で、優先順位や時間配分が変わり、すべてが目標通りにできた訳ではない。しかし、健康を維持することでき、一年間仕事をまっとうすることができ(たぶん)、基礎的なルーティーンは維持でき、その意味では、固執せず柔軟に対応することで、この事態に適応することができたと思う。