2022年上期の振り返り

さて、今年も半年が過ぎたので、折り返し点で抱負と達成度を振り返ってみよう。

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総論:職業の仕上げを見据えたシフトチェンジの年

抱負の総論として書いたとおり、10月にスタートする新組織の設立に向けて準備を進める半年だった。しかし、まだ準備は不十分で、10月からはかなりの混乱期を経ることになるだろう。今年一年はさまざまなシフトチェンジのための準備と混乱への対応をして過ごすことになる。

また、新型コロナの流行、ロシアのウクライナ侵攻から、ここ5年ぐらい進んできた世界情勢の変化が本格的に顕在化し、その意味でも大きな変化な年になっていると思う。そのような大きな情勢の変化に適応できるようにすることが重要だと感じている。

生活:ルーティーンのキープと体調維持

【年初の目標】

  • 体調維持のためのルーティーンをキープする
  • 疲れたときはムリせずルーティーンを休む
  • 調子のいいときも悪いときもそれなりのピッチング

40歳代は体調がすぐれない時期が続いていたが、50歳代になってから体調を立て直すことができ、好調が続いていた。しかし、今年に入ってから心身ともに調子が下がっている。

年齢的に体調が変化する時期であることと、仕事のシフトチェンジの対応のために、業務の範囲が広がり、またさまざまなストレスも強く、キャパシティを超えていることが原因だと思う。

とはいえ、少なくとも今年から来年上半期はこの体調悪化の根本的な原因は取り除くことはできない状況だから、倒れないようにだましだましやっていくしかない。最低限のルーティーンはキープしつつ、休息も取りつつ、ストレスの解消にも努めつつ、最低限のそれなりのピッチングをし続けようと思う。

この目標はここ数年不変のものである。

職業:定年前の最後のミッションに向けた組織づくり、環境づくり

【年初の目標】

  • 10月以降の新組織の立ち上げ
  • 継続したリモートワークを中心とした業務の基盤整備

年初の抱負にも書いたとおり、現在、10月以降の新組織の立ち上げ、リモートワークを中心とした業務の基盤整備(システム開発とそれを支える業務のあり方、体制の整備)に関わっている。これらを今後5年間を見据えてよりよいものにすることが、会社に対する貢献でもあり、自分の定年前の最後のミッションの成否に関わってくる。

プロジェクトにはいろいろ問題があり、自分が対処しなければならないところもあり、自分にはいかんともし難いところもあり、だけれども、いずれにせよ、自分と周辺の人たちのこれからしばらくの間の業務環境に関わってくるので、しっかり取り組んでいきたい。

生活:定年後の生活のイメージ作りとインフラの整備

【年初の目標】

  • 定年後の生活のイメージ作り
  • 生活のインフラ整備計画づくり

今年は、体調面を考えるとできることに限界があるので、新しいことに取り組むことはせず、なるべくムダなことを削ぎ落として生活をシンプルにすることにつとめてきた。

近い将来、キッチンとリビングのリノベーションをする必要があるが、今年はとりあえず先送りして、仕事と体調が落ち着いてきたところで取り組みたい。

フィジカル:継続すること

【年初の目標】

  • 動ける身体を維持する
  • ランニング:ハーフマラソンを完走できるコンディションを維持する
  • ゴルフ:安定して100を切る基盤を作る
  • ハイキング:ハイキングを楽しむ

ここ数年、フィジカル面での最大の目的は、動ける身体を維持することだ。体調のよい時期は、体力の向上を目指して身体に負荷をかけてきたが、今年は体力の維持、コンディションの維持ができれば上々だと思っている。

1月にハーフマラソン大会に参加し、2時間を切ることができた。しかし、その後は走ることができていない。今、早めの梅雨明けで酷暑が始まっている。ここ数年は夏も走っていたが、今年は体力を維持するという意味で、夏の間の有酸素運動は水泳を中心にしようと思っている。秋から走り始めてコンディションを上げて、1月のハーフマラソン大会に完走できればよいと思う。

ゴルフは、ラウンドを増やそうと計画していたが、ここまではあまりラウンドはできていない。ただ、練習をしていると、これまでの試行錯誤の結果、徐々に安定性、確率が高まってきているように思う。現在の状況を考えると、今年は基盤づくりで、来年また状況が許せばラウンド数を増やしてスコアを向上させたいと思う。

ハイキングもあまり楽しめていないが、秋になったら近場の低山を歩いてみたいと思っている。

全般的には、体調を崩さない範囲で、身体を動かすことを継続していきたい。

語学:継続すること

【年初の目標】

  • 中国語:これまで学んだ中国語の運用能力の向上
  • 英語:トレーニングの継続

中国語は、基本的な文型のシャドーイングとHelloTalk(language exchangeのアプリ)上に書く日記と週1回のレッスンを中心として、これまで学んだ中国語の運用能力の向上に注力している。老師がHelloTalkに書いた日記を使ってレッスンを組み立ててくれているのでこれはかなり効果的だと感じている。今年の総まとめとして12月にHSK口試中級を受験する予定。それが終わったら、HSK5級を目指して本格的に語彙の増強に取り組んでいきたい。

英語も現在のレベルを維持するため、基本的な文型のシャドーイングPodcastヒアリング、HelloTalk上の日記を継続している。来年は定期的にレッスンを受けてみたい。

趣味:移動する人々を追いかける、古典を読む

【年初の目標】

  • 移動する人々を追いかける
  • 古典を読む

今年は比較的おもしろい読書ができているように思う。

文学方面では、チェホフの代表作を読み、また、伊豆旅行を機会に川端康成を読み直すことができた。また、台湾文学・漫画を何冊を読み、そのノスタルジックな感覚に心惹かれた。下期に向けて台湾文学は読み進めようと思った。

冒頭に書いた世界情勢の変化という意味では、第二次世界大戦期の再来感が強い。「アジアの多重戦争」を読むと、ウクライナ侵攻をするロシアと、中国へ侵攻していた日中戦争期の日本に共通性があることに気が付かされた。またハイエク第二次世界大戦中に書いた「隷属への道」が実に現代性を持っていることに驚いた。世界情勢が大きく変化するこの時期に歴史を振り返る意味は大きいと思う。

柔軟に対応する

体調の変化も含め、自分にとって新しい段階の入口を入ったところだと感じている。状況の変化もあるだろうし、先の見通しができず試行錯誤をすることも多いだろう。あまり目標、計画に固執せず、柔軟に対応していきたい。