2024年の振り返りと2025年の抱負

仕事と生活に分けて2024年の振り返りと2025年の抱負を書いてみたい。

1. 仕事

(1) 2024年の振り返り

2024年2月から新しい職場に出向し、3月から現在の役職についた。

これまでの職場と比べると、組織文化の違いも大きく、執務環境や仕事の進め方にも大きな違いがある。今は、一種の異文化体験をしていると言えるだろう。

もちろん、それぞれの職場のありようはそれぞれの職場の業務や過去からの歴史に依存しているので、どちらが良いとは言えない。新しい環境に入ってそこの組織文化を観察することは、これまで知らなかったことを学習できるし、また、元の職場を客観的に見る機会にもある。

当初は、参与観察をしているような気分で新しい組織を観察することは興味深かったが、もちろん役職を与えられ責任があり主体的に働かなければならない。この職場で働き始めて11か月経たけれども適応はできていない。それゆえ、その職場の人たちにとっては当然のことを見落としていたり、単純なミスをしたり、また、自分の能力を十分に発揮できていない。職場の人たちは暖かく受け入れてくれているけれど、自分にとって異文化摩擦がストレスになっていることもある。

まずは適応を進め、ある程度受け入れられ、信頼を獲得してから、自分の持っている異文化性を生かしてプラスのインパクトを与えたいと考えているが、まだ適応の途上にあるのが現状である。

(2) 2025年の抱負

3月が終わると、年度のなかでやるべき仕事を一通り経験することになる。まずは、適応のレベルを深めていき、業務の品質、効率をあげつつ、自らの文化摩擦のストレスを減らしていければと思う。しかし、正直に言えば、どこまでそれができるのか、あまり確信が持てていない。

おそらく、完全に適応するのを待っていると自分の任期が終わってしまいそうなので、これまで経験した仕事に対して、違和感を感じていることを蓄積してきている。年度が終わったところで、違和感を感じたところのうち、どれについて、また、どのような順番で手直ししていくべきかをまとめ、少しずつ働きかけていきたい。総論としての「改善」に反対する人はいないけれど、個別具体論としての「改善」にどこまでの人が共感してくれるのかがよく理解できていない。この組織においてはまだまだ「客人」の段階なので、この組織のメンバーが望まない「改善」を進めることが良いことなのか判断がつかないところがある。

色々書いてきたが、つまりは確信がもてず悩んでいるという状態である。いずれにせよ、新しい組織への適応を進め、少しでも信頼を得ていくことが重要なのだろう。

2.生活

(1) フィジカル

① 2024年の振り返り

a. 体調

8月末に新型コロナに罹患した。かなりの高熱が出て、解熱してからしばらくは調子があがらず、できることなら新型コロナに罹らないに越したことはない。インフルエンザも含めて感染症には継続して気をつける必要はあるだろう。また、二年前に大腸の内視鏡検査を受けたが、12月に再度検査してもらった。早期の対処すべき問題が見つかり、対処できて良かった。

それ以外は概ね体調はよく、ランニングとゴルフは継続して取り組むことができた。登山はもう少しやりたかったが、ランニングとゴルフのバランスであまり手が回らなかった。

b. ランニング

ランニングについて言うと、1月、2月、3月と3回ハーフマラソンのレースに参加できた。ランニングの目標は、少しでも長くハーフマラソンで2時間を切り続けることなのだが、今年は1月と3月のレースで2時間を切ることができ、まずは目標を達成できた。特に3月のレースでは自己最高のタイムだった。去年の後半から今年のはじめにかけて、それほどしっかり練習ができたわけではないので、少々意外な結果でもある。

今年の後半、新型コロナから回復して以降、10月からはランニングの時に使っているNike Runアプリが提供してくれているハーフマラソン向けの14週間のトレーニングプログラムに従って練習している。インターバルとロングランを組み合わせたプログラムで、自分で練習している時よりはハードな練習をしている。特に、1か月で100km以上走ったことがなかったけれど、この11月と12月は100km以上走っている。この年齢でこの練習をして、果たして効果があるのか、オーバートレーニングになっているのか、それを検証してみたいと考えている。

c. ゴルフ

今年は今までよりラウンド数を増やして、実地の経験を増やしてみた。技術的には上達していないけれど、考え方を変えることでスコアはまとまるようになってきて、100切りが(いつもではないが)できるようになった。今までは闇雲にピンの方向に向けてナイスショットをすれば届く(はず)のクラブを思い切り振り回していたが、今は次のショットがなるべく打ちやすいところを狙うようになった。例えば、コースの脇の林に入れたら、前に進めることは諦めてフェアウェイに出すことに集中するし、ラフに入ってボールが潜っていたら、無理せずアイアンを持って、次はフェアウェイから打てるようにする。基本的にボギーオンを目指して手前から攻めるようにしている。

技術面については、しばらく通っていたスクールを変えて、新しいコーチを試してみたことが大きい。行き詰まった時は、環境を変えることは良いかもしれない。実は、新しいコーチもこの年末で一旦やめることにした。色々迷ったが、現時点の結論としては、あまりフォームはいじらず、クラブやアドレス、グリップを調整してショット安定させるのが良いと思っている。

d. 登山

今年は4回、どれも登りやすい低山だったけれど、登山をした。天気が良いときを選んで登ったので、いずれも景色が良かった。特に、霧ヶ峰の車山は、北アルプスから南アルプス、富士山、八ヶ岳が一望できた。上記の通り、週末をランニングとゴルフに費やしたので、思ったほど登れなかった。

② 2025年の抱負

a. 体調

これは来年に限らない目標であるが、一年を通して動ける身体を維持したい。そのために必要なトレーニングに取り組もうと思う。

感染症はなるべく避けたい。個人的には、手洗いが効果があるように感じているので、新型コロナの時に身につけた衛生習慣は継続したい。

また、定期検診や必要な検査は受けて、早めに問題を解決しておこうと思う。

b. ランニング

2024年の振り返りに書いたが、今年の後半Nike Run アプリのプログラムでトレーニングをしているので、これが効果があるのかレースで検証したい。来年は、1月にハーフ、2月に30kmの青梅マラソン、3月にハーフのレースに申し込んでいる。3月のハーフでピークを作りたい。この結果を踏まえて、来年のランニングのトレーニング計画を立てようと思う。毎年、夏はランニングはやめているが、体調が維持できれば少しずつは走りたい。

また、来年の東京マラソンには、申し込んで抽選で外れたけれど、再来年も申し込もうと思う。これまでハーフマラソンが最長のレースだったけれど、東京マラソンの抽選が当たったらフルマラソンに初挑戦しようと思っている。青梅マラソンはその準備でもある。

 

2025/01/12追記

東京ニューイヤーハーフマラソンで、1:53:17と自己ベストを更新できた。オーバートレーニングにならず、トレーニングの効果があったのだと思う。

2月に30km、3月のハーフマラソンのレースに参加する予定。

 

c. ゴルフ

今年の成果を踏まえて、戦略とスイングの安定性を高めて、平均スコアで100切りを目指したい。今年並みのラウンドの回数を確保して、フィードバックをする頻度を高めていきたい。

d. 登山

奥多摩を中心に低山の登山の回数を増やしたい。あと、天気が良い季節を狙って、美ヶ原や北八ヶ岳ロープウェイなど楽にある程度の標高にいける登山も1〜2回できればと思う。

(2) インテレクチュアル

① 2024年の振り返り

a. 語学

今年はHSK5級合格を目標として、1年計画で中国語の底上げを進めてきた。12月に受験をして、結果は来年の1月にでる。現時点では合否はわからないけれど、今年の最初と比較すれば確実に上達したと思っている。特に、語彙量を増やすことに力を入れ、その副産物として、ヒアリング、スピーキング、リーディング、ライティングのすべての側面において効果があったと思う。

 

2025/1/12追記

HSK5級の結果が出て、听力84点、阅读93点、书写80点、合計257点と各分野すべて8割を帰ることができた。

 

重点を中国語に置いたので英語に時間はあまり割けなかったけれど、生成AIを使って会話の練習ができるアプリを使い継続して練習をした。また、新しい職場では、海外からの来客があり、基本的には通訳をしてもらっているけれど、直接英語を使って説明ができるとより良いので、少しずつ自分の英語で説明をするように試みている。

b. 読書

今年は語学の学習に時間を割いたため、読書量は減っている。また、老眼が進み、本を読むスピードも遅くなってきている。そんな中での今年の読書の特徴としては、台湾関係の読書を進めた。台湾の小説や夏の台湾旅行で買った中国語で書かれた台湾の歴史の解説書を読んだ。現在は民主制が定着している台湾だが、そこに至るまでには苦難の歴史を経ており,そんな苦難の歴史をしっかりと受け止めてる台湾の人たちに対してリスペクトをしている。

c. 旅行

ずっと大航海時代を追いかけていること,また,中国語の学習の成果を生かすことの二つの理由があり,ずっと台湾に行きたいと思っていた。新型コロナのため,2019年末の上海旅行以来,海外旅行をしていなかったが,今年の夏休みに久しぶりに海外旅行として台湾,主として台南に行ってきた。台南では長年行きたいと思っていたオランダ人と鄭成功が戦ったゼーランディア城に行くことができた。本で歴史は読んでいたけれど,実際にその土地に行ってみると,情報量が多いことを実感した。

② 2025年の抱負

a. 語学

中国語の学習は継続するけれど,ペースダウンをする予定。

来年は,職場にやってくる海外からの来客への説明をできるように英語のブラッシュアップをしたい。まずは,発音の矯正からする計画である。

b. 読書

中国語の学習をペースダウンするので,読書の時間を取れる見込み。ここ数年語学を優先して中断していたけれど,政治哲学の古典の読書を再開しようと思っている。特に,トランプ大統領が再選されたこともあり,ジョン・ロールズとロバート・ノージックの本を読んでみたいと思う。

そのほか,英語と中国語の本を一冊ずつ読みたい。

c. 旅行

正月,台北に旅行をする。台湾には,あと阿里山と東部,2〜3回は行ってみたいと思っている。来年行くか,再来年以降に行くかは検討中。実際に何か起こるかどうかはわからないけれど,台湾には行きづらい状況になるかもしれないので,早めに行きたい気もする。

あと日本国内では,倭寇の歴史と関わりが深い平戸と五島列島柳田國男の遠野には行ってみたい。また,長野にちょっとした登山も兼ねた旅行もしてみようと思っている。

どこへどの順番で行くのかまだ未定だが,夏休みには1週間休んでどこかへは旅行をするつもりだ。

(3) ファミリー

今年の1月で58歳になる。あと2年で定年になり,そのあとは希望すれば再雇用される。

60歳を目途としてその後の生活に向けた準備をしてきたい。