ロンドンにて

宿からCovent Gardenへ行く。Covent Garden自体は観光地的でおもしろくない。
book officeでMiss Sigonのticketを入手。lucky. Londonに来た甲斐があったというものだ。
ドルリー・レーン劇場へ入れる。£25。Covent Gardenのレストランでラムステーキを食する。固くてまずい。手紙を書く。
Miss Sigonの前半が終わる。劇場はクラシカルで、Crazy for Youを見たところと似ている。Saloonが赤じゅうたんで充実している。劇場はこれでなくては。
Miss Sigonはdanceが少なく、歌が中心。はじめのChrisとKimが恋いにおちる場面は、唐突で説得力不足の感じがした。Vietnam Warのような複雑な主題を、Simpleな筋、心理に集約しなければならないmusicalとの間にムリが生じている感じがする。
KimがThuyを殺したあたりから盛り上がってきた。特にThe Engineerはいわゆる「おいしい役」。単調に歌い上げるChris, Kimと比べ変化があっておもしろい。
最終的にはけっこう感動してしまった。The Engineerの役は、Robert Pryceあたりがやると非常に上手くやりそうである。
劇場からの帰り道、夜風に吹かれながら帰るあの高揚した気分は、プラハの音楽会の帰り道を思い出した。

トランジットでロンドンに一泊したついでに、ミュージカルを見に行っている。このころは、"Miss Sigon"がいちばんヒットしていた。劇の内容はほとんど覚えていないが、上演していたドルリーレーン劇場がいい雰囲気だったのは覚えている。
時差にもめげずきちんと夜遊びに出ており、このころは、若くて元気があったんだなと感心する。